100倍楽しい旅の作り方 と 日々見つける美味しいものを紹介します!
マケドニア&コソボ

マケドニア・スコピエの街歩き

旅好きなみなさん、こんにちは!

マケドニア・スコピエへやってきました!今回は空港から市内アクセス、スコピエ観光のおすすめと街歩きについてご紹介します。スコピエ在住の友人に案内してもらった、賞味一日の弾丸街歩きですが、とっても興味深く面白い街だと思います。国名が変わる前に、ぜひ行っておきませんか、マケドニア? ^^

1 MKD(マケドニア・デナル)≒2円
※2019年1月時点

スポンサーリンク


空港から市内へのアクセス

  • シャトルバス
    運行頻度:1日6~7本
    料金:180デナル(片道)
    市内までの所要時間:25分
    利用方法:到着ロビーのカウンターでチケットを購入
    空港公式サイトに最新の時刻表があるので、到着の時間で利用できそうなバスがあるかどうかチェックしておくとよいです。
  • 空港タクシー
    料金:1,220デナルもしくは20ユーロ
    市内までの所要時間:25分
    利用方法:到着ロビーを出てタクシー乗り場に行き乗車し、降車時に支払い(現金)。
    シャトルバスは停車所が少ないため、ホテルの立地によっては荷物を持って移動するのが大変かもしれません。私も今回は友人宅に泊まるため、空港タクシーを利用しましたが固定金額制のためぼったくられることはないです。実際に利用しましたが、ドライバーは英語も問題なく話し、メルセデスベンツの車両でとても快適でした。
奥が空港タクシー乗り場(手前は、市内から拾った一般タクシーを降りたところ

空港タクシーですが、支払いの際、細かいお金がなかったため1,500デナルを支払うと、ぴったりのおつりがなかったからか、300デナルのおつりをくれました。つまり運賃は1,220デナルのはずが1200デナルでいいということです。20デナルは40円ほどですが、何と寛容なドライバーなのかと思い友人に話すと、空港タクシーに限らずマケドニアではよく端数をおまけしてくれることがあるそうです ^^ 少し嬉しい気分になりました。

ちなみに市内から空港へ行くには、シャトルバス以外に通常のタクシーも利用できます。街中にいるタクシーを拾って空港まで行くと700デナルしないくらいです。タクシーを拾う際は、駅や観光スポットにいて声を掛けてくるタクシーではなく、一般的なタクシーに声をかけましょう。声を掛けてくるタクシーにはたいてい元締めがいて外国人観光客を狙いぼったくるとのことですので気を付けましょう。

スコピエの空港はお土産屋さんもすぐに見れてしまうほど、かなり小さいです。チェックインを済ませていれば出発の1時間前に着いていれば十分だと友人も言っていました。

試食コーナーもある空港のお土産屋さん

私はオールドバザールで買って書いたポストカードを投函したくて、空港で郵便局を見つけました。

出発ロビーにある郵便局

スポンサーリンク

スコピエ街歩きの概要

今回私は2泊でスコピエに滞在し、そのうち1日は日帰りでコソボの首都プリシュティナへ行ってきました。初日は夜着だったのでご飯を食べただけで、翌日コソボへ。そして最終日は夜発の便だったので一日スコピエ観光ができました。

真冬(-2℃)でしたが、帽子、手袋、マフラーと重装備で全て徒歩で回りました。
そして市内は、旧市街、城塞、マザーテレサ記念館と生誕の地、独特なマケドニア正教会などをほぼ一日で回りました。

スコピエ観光のおすすめは、夜景です。特に政府機関やオールドバザールへの入り口となっている石橋の辺りは夜になると絶景を見ることができます。日中はオールドバザールをぶらぶらし、マザーテレサ記念館などに行き、夜になったら石橋(マケドニア広場)付近と城塞に上がるのがおすすめです。

スコピエの物価とタクシー

マケドニアはデナルという通貨ですが、スコピエの物価は水、食材、外食などはだいたい日本の6~7割りくらいです。500mのペットボトルの水は40円程で買えますし、外食してもマケドニア料理ならばビールを1~2杯飲んでも二人で平均3000円前後です。

可愛いパッケージの牛乳(50デナル)は普通に美味しい牛乳です ^^

タクシーは市内で10分程乗ると300円くらいです。しつこいですが、タクシーを利用する際は声を掛けてくるドライバーではなく、街中に停まっている「普通のドライバー」っぽいタクシーを捕まえるときちんとメーターで走ってくれてぼったくられることが少ないです。

オールドバザールではシルバーアクセサリーのお土産を!

スコピエのオールドバザールはオリエンタルな雰囲気たっぷりですが、規模はそこまで大きくないため見やすく、ポストカードやマグネットなどを販売しているお土産屋さんもちょこちょこあるので、旧市街は1時間くらいは見ておくと、くまなく回れると思います。

オールドバザールの入り口
おすすめのお土産屋さん

土産屋「Macedonian Corner

トルコ出身のおばあちゃんが売っているトルコスイーツ(トゥルンバ)は激甘だけど美味 ^^

中東っぽさを感じるのが、トルコ系と思われる人が経営している貴金属のお店が沢山あることです。スコピエ在住の友人曰く、スコピエはシルバーアクセサリーが有名なようで、アンティーク物から最新のデザインまでお店によってオリジナル商品が並びます。

私も友人おすすめのお店で三点購入しました。

おすすめのハンドメイド・シルバーアクセサリー屋さん
種類豊富で見ているだけでも楽しい
大きさの調整などその場で対応してくれるフレンドリーなオーナー

他にもレストランやカフェなどももちろんあり、一番奥には日用品や生鮮食品を扱う市場があります。中国の夜市のようなちょっとカオスな感じを味わえるのでぜひ立ち寄ってみてください。

カオス気味な市場
野菜売り場

マザーテレサ生誕の地

マケドニアは、あの世界的有名なマザーテレサが生まれた地であることをご存知でしたか?マザーテレサが育った家の跡地が、マケドニア広場のすぐ横にあります。

マザーテレサ誕生の地
この土地にマザーテレサが育った家があった

カギカッコで示されているのが、マザーテレサの家があった敷地です。今は広場近くの道となっているので想像がしにくいですが・・・

 

マザーテレサ生誕の地

そしてそこから徒歩2分のところにマザーテレサ記念館があります。すぐ隣に金ぴかの教会がありますがこれはマザーテレサとは関係ないようです。

マザーテレサ記念館
記念館は二階部分で10分程度で見れる大きさ

マザーテレサ記念館は平日は20時、土日は14時まで開いていて、自由に入ることができます。(無料)

 

マザーテレサ記念館

スポンサーリンク

聖クリメント大聖堂

マケドニア広場からヴァルダル川に沿って400m程北上すると大きな交差点の角に珍しい外観の教会が見えます。

正教らしいイコンが天井に大きく描かれている

この聖クリメント大聖堂は、完成してまだ30年も経っていない新しい教会で、現在マケドニア正教で一番大きな教会でスコピエ市民が足しげく通う教会だといいます。

自由に立ち入ることができ、中も豪華でとてもカラフルなフレスコ画と立派なイコンを見ることができます。

 

聖クリメント大聖堂

城塞

旧市街から徒歩10分程で上がることができる城塞は、11世紀の城塞跡が一部残っていて、外から見るのも迫力があります。

城塞の中

城塞に上がると街を360度見渡すことができますが、実は城塞の壁は、外を覗けない造りになっています。街を見るには城塞の真ん中に立って遠目から眺めるという感じになります。

晴れていると目の前の山のてっぺんに、ミレニアム十字という巨大なクロスが見える

2019年1月時点では一部修復中のため、立ち入れない部分もありましたが、上る価値はあると思います。

夜は城塞を外から見るのもおすすめ

 

城塞(Kale Fortress)

マケドニア広場と石橋

アレキサンダー大王の像がシンボルとなっているスコピエの中心地です。お店やレストラン、オフィスが立ち並ぶエリアで、旧市街への石橋に通じている広場です。

昼間のアレキサンダー大王像
夜のアレキサンダー大王像

1月初旬でしたが、広場にはクリスマスツリーがまだ飾られていて、屋台も少し出ていました。

石橋と考古学博物館
石橋からオールドバザールへ
石橋からマケドニア広場へ

石橋の向こう側は考古学博物館で、夜のライトアップが最高に美しいです。石橋の近くに3本程別の橋が架かっていて、銅像が沢山置かれていたりとユニークです。石橋の真下にもこんなユニークな銅像が。

石橋から見えるユニークな銅像

銅像で街を盛り上げるという政府の画策でたくさん建てられたそうですが、税金が使われているだけに市民にはあまりウケていないのだとか。

 

マケドニア広場(アレキサンダー大王像)

政府機関の夜景

聖クリメント大聖堂からヴァルダル川の方へ200m程いくと、巨大な白い建物が見えます。政府機関とのことですが、こちらも夜景がとってもきれいです。

 

政府機関(Government of the Republic of Macedonia)

マケドニアと言う国

マケドニアは正式名称は「マケドニア旧ユーゴスラビア共和国」ですが、近々この国名が「北マケドニア共和国」に変更されることになっています。

マケドニアは長い間、隣国のギリシャから色々と目を付けられ、「マケドニア」と名乗ることに抗議を受け続けていました。それは歴史的背景があり、ギリシャは、古代ギリシャの中に出てくる「マケドニア王国」や「アレキサンダー大王」は現在のギリシャに属する歴史としていて、現在のマケドニアがそれらを横取りするのを許さないという感じです。

島国の日本人には理解しずらい問題ですが、マケドニアは現在EU加盟国を目指しており、そのためにはこのギリシャの要求(国名変更)を聞き入れるという政治的な意図があったと言われています。

空港も「スコピエ・アレキサンダー空港」から「スコピエ空港」に変更をしており、今後は国旗も変更する可能性があるためマケドニア旅行なら今がおすすめです。

さて、続いては、スコピエでおすすめのマケドニア料理が食べられるレストランをご紹介します。