旅好きなみなさん、こんにちは!
数回にわたってご紹介しているキプロスでの夏休みですが、今回はラルナカから日帰りで首都ニコシアに行ってきた時の旅レポートです。バスで1時間15分と近いため、気軽に日帰りで訪れることができます。バス情報とニコシアでの国境越え含む街歩き情報をご紹介します ^^
1 EUR(ユーロ)≒121円
※2020年1月時点
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ニコシア日帰り旅の概要
今回の私たちのニコシア日帰り旅では、ニコシア到着後に、南キプロス側の街歩き、そして北キプロスへの入国・街歩き、南キプロスへ戻るという内容です。
国境越えにはパスポートの提示が必要になるため、忘れずに持参しましょう!
私たちは、午前11時頃ラルナカを出発し、夕方17時頃ニコシアを出発してラルナカまで戻りました。
ラルナカ~ニコシア移動の概要
利用時期:2019年7月中旬
移動手段:バス
料金:片道4ユーロ、往復7ユーロ(車内で運転手に直接支払う)
所要時間:1時間15分
運行頻度:約30分~1時間半に一本(平日、祝日により頻度は異なる)
運行スケジュール(英語記載):公式サイト
バスの種類:一般的な観光バス
トイレ、Wi-Fi、電源:なし
ラルナカ市内の始発は、空港発着バスの停留所と同じ「Foinikoudes」で、その他にも街中で二か所程の停留所に止まっていました。ニコシアで降りるのは、恐らく終点のバスステーションのような場所が便利で、「Dionysios Solomos Square」という名前です。
詳しい停留所、運行スケジュールは、Intercity buses公式サイトを確認してみてください。
ニコシアから戻る際は、バスターミナルにて「Larnaca」行きのバスを探して乗り込みます。
何台か似たようなIntercity Busesで行先が違うバスがいるため行先を確認してから乗り込みます。
ラルナカもニコシアも始発停留所ですが、時間帯によってはかなり満員状態になるため、時間に余裕を持ってバス停にスタンバイすることをおすすめします。
ニコシアに行く際の注意
私たちがキプロスを訪れたのは7月中旬で、真夏ということもあり、ラルナカの気温は30度強でしたが、ニコシアはラルナカより暑く、40℃近くありました。
そのため、ニコシアでは短時間の街歩きでも相当体力を消費し、こまめな水分補給が必至です。
特に、観光通りを少し外れると売店やカフェがないエリアや閉まっていたりするため、多めに水を確保してから街歩きをすることをおすすめします。
私たち(特に欧米人の旦那)は、あまりの蒸し暑さとカンカン照りにやられてしまい、水が手に入らず脱水症状になりかけるくらいの危機に遭ってしまいました(汗)
帽子やサングラス、日焼け止めなどの対策も十分にしておくとよいと思います。
また、EU圏内で使えるスマホのSIMカードを利用している場合には、ニコシアにて北キプロス側に入国すると圏外となり、データローミングができなくなります!
そうです、北キプロスはトルコ扱いなのです。
GoogleMapを利用したい場合には、事前にオフラインマップをダウンロードしておくなど、ローミングができなくても街歩きができるようにしておくと便利です。
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ニコシア (南キプロス) 街歩き
ニコシアに着いたら、私たちはまず北キプロスへの国境を目指して、観光で賑わっていそうなショッピングストリートをぶらぶらしてみました。
スタバ発見!
抹茶フラペチーノがあったので早速喉を潤しました ^^
ファストフード店やH&Mなどの他にもヨーロッパでも見たことのないリーズナブルなレディースアパレルショップなどが立ち並び、ぶらぶらするには楽しい雰囲気の通りです。
以下のように歩いていくと、賑やかな通りを通って北キプロスへの入国ポイントまで行くことができます。
北キプロスを1~2時間ぶらぶらして南キプロスへ戻ってきた後は、小腹が空いたので、KFCへ ^^
小さいバーガー2つと骨なしチキン2つにポテト1つという、まさに小腹を満たしたかった私たちにピッタリのセットメニューをチョイスしました。5ユーロくらいだったと思います。
腹ごなしができた後は、国境沿い近くを通って東の方へ。
新しくて綺麗な大司教宮殿と呼ばれる「Archibishop’s Palace」を横目で見ましたが、この時14時過ぎで気温がMAXでした。
この時の気温は37℃で、太陽かんかん照りです・・・
高い建物がないため、日影が少なく、炎天下をぶらぶら。
よく分からずに目指していた「Famagusta Gate」という以前は砦のような機能であったであろう高台へ黙々と進んで行きました。
この高台が正直たいしたことないスポットで、この時が旦那の水分切れが最高潮で、慌てて水が買える場所を探しました(汗)
近くには売店が一切なく、あるはずのカフェも閉店している模様で、何とか一件見つけたカフェが天国のように思えました!
こちらもまもなく休憩に入るとのことでしたが、飲み物だけ頼むことはできて、瀕死の旦那と喉がカラカラの私は本当に救われました・・・(笑)
北キプロスへの入国、出国
バス停から北キプロスへの入国ポインまでは、先ほどのスタバなどのある通りをゆっくり歩いても15分程度です。
簡素な小屋のような設備に、まずは南キプロスの出国ブースが、そしてその先に北キプロスへの入国ブースがあるため、パスポートを二度提示することになります。
残念ながら、北キプロスへの入国に際しては、出入国いずれもスタンプは押されません。記念に押してほしかったなと思うところでした。
両国の国境付近の地面にはこんな表示がありました。
島国である日本出身の私からすると、こんな風に国境が設けられているのを見るのはなかなか面白い体験でした ^^
北キプロス街歩き
北キプロスは、正直な感想を言うと、見どころがあまりないです(笑)
私たちは中東の雰囲気を感じられる通りと、史跡、モスクくらい見られれば、1~2時間ぶらぶらするだけで十分でした。
入国すると、こちらも観光通り的な小道がいくつかあって、お店の看板もトルコ語のように見えます。南キプロス側とは雰囲気が異なることを実感できます。
小道を右(東)の方に進んでいくとすぐに「Büyük Han」という1500年代にオスマントルコによって建てられた商人のための宿舎の史跡があります。
現在は民芸品やお土産屋さんが沢山入った観光スポットとして開放されていて自由に入って見学することができます。
ここから既に尖がったものが見えますが、すぐ東側(徒歩5分程)に大きなモスク「Selimiye Camii」があります。
もともとは1200年代に当時支配していたフランスによって建てられた大聖堂ですが、1500年代にオスマントルコがニコシアを統治するとモスクに転換され、ステンドグラスやフレスコ画が撤去されて、代わりに尖ったミナレットが建てられたそうです。
平日の日中に訪れましたが、アジア人の私も靴を脱いで中に入ることができました。
そしてガランとしたモスクを隅々まで見学することができました。
広くて光の入る明るい空間でした。
このモスクのすぐ隣の敷地にちょっとした屋内市場があります。
野菜やチーズなどの生鮮食品から、雑貨や家具など幅広い商店が軒を連ねていて、中東のスーク(市場)の雰囲気を楽しむことができます。
薄暗くて中東感満載です。
北キプロス側をぶらぶらして感じたのは、廃墟が多いことです。
ニコシアの南キプロス側やラルナカではあまり目にすることのない廃墟や廃屋が所々に見られ、貧しさというか発展の度合が違うことを感じさせられて、それはそれで興味深かったです。
さて、キプロス旅のレポートも次回で最終となります。次回はラルナカで私たちが宿泊して、おすすめしたいホテルをご紹介します ^^