旅好きなみなさん、こんにちは！
先日ドイツのクリスマスマーケットに行ってきました。
ブカレストを金曜に出発し日曜に帰国するという週末旅ですが、二都市を効率的に回ることができとっても素敵な三日間でした。ケルンとデュッセルドルフの観光、クリスマスマーケットのレポートと、欧州内を効率よく旅するコツをご紹介します。
1EUR（ユーロ）=130円（2018年3月時点）
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ケルン・デュッセルドルフ旅の概要
滞在時期：2017年12月の金～日曜（2泊3日）
経費：280ユーロ＝約3万7千円（移動・宿泊のみ）
移動手段：飛行機、電車、バス
滞在手段：ケルン中心部、デュッセルドルフ中心部のホテル
ヨーロッパ内はLCCを駆使して安く賢く旅行する
今回はブカレストからケルン往復の航空券を買いましたが、往復別々に購入しそれぞれ別の航空会社を利用しました。
ちなみに購入したのは1か月半～2か月前ですが金額は以下の通り。
ブカレスト-ケルン：
Blue Air（直行便）
41.24ユーロ
7:10発 8:55着
ケルン-ブカレスト：
Ryan Air（ミラノ経由）
13:40ケルン発 15:05ミラノ着
9.70ユーロ
18:35ミラノ発 21:50ブカレスト着
47.19ユーロ
つまり行きは直行のLCCを利用し、金曜日の午前中からケルン観光に充てることができ、帰国日の日曜日は午前中をケルン市内で過ごし空港に向かって夜帰宅というプランです。ブカレストは市内から空港はタクシーやバスで20～30分です。私は荷物も大してなかったため往復バスで空港まで行きました。ケルンも市内と空港は鉄道で15分で、ほぼ20分間隔で運行しているため、帰国便の直前まで市内を楽しむことができ、週末旅にとてもおすすめな都市です。
ヨーロッパのLCC利用のコツは、こちらの記事を読んでみてください。
ケルン・ボン空港から市内へ
空港（Köln/Bonn Flughafen）から市内へは電車が便利です。
ボン空港はシンプルでとても分かりやすく、ケルン中央駅まで15分くらい（2.8ユーロ）で着きます。
金曜も日曜も平均20分間隔での運行で夜中は間隔が1時間ほど開きますが24時間利用可能です。
到着ロビーの真下に乗り場があります。券売機が4台ほどありますが到着時刻によっては長蛇の列になります。
特に外国人の場合、慣れない券売機のため購入に時間がかかるようで私も20分くらい待ちました。私は自分の番が回ってきて、ものの2分もしないで券売機からチケットをゲットできたので、最低限の英語が分かれば簡単に買えると思います。
空港にある券売機最初に英語表記を選び、行きたい駅を選び、ケルン中央駅ならKöln Hbfです。
打ち込まなくてもたいてい画面の左の候補の一番上に出ているので選び、続けてどの時刻の電車にするかを選んで、ユーロを投入して完了です。
時刻の選択はどんな意味があるのかいまいち分かりませんでした。私が往復利用した際には検札が車内に回ってくることもなく、特にチェックされるような気配はありませんでした。
券売機の画面（デュッセルドルフにて）ドイツの電車に乗る際には、必ず乗車前に検札機で打刻をする必要があります。ホームには検札機がないため、空港では券売機の横にあるオレンジ色の検札機で打刻をしてからホームに下りましょう。
デュッセルドルフ駅の検札機空港と市内の電車の時刻表はこちらのDB BAHN公式サイトで確認できます。
市内から空港も同様に券売機でチケットを購入し、検札機で打刻をして簡単に乗車することができます。
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ケルン観光
ケルンは駅前に世界遺産にも登録されているケルン大聖堂があり、ショッピングストリートも駅前から始まっているため観光しやすい街ですが、クリスマスシーズンは特に綺麗でおすすめです。
街中にいくつかあるクリスマスマーケットを歩き回れるよう、ダウンを着て帽子と手袋をしっかり用意して訪れましょう。実際に訪れておすすめしたい観光スポットをご紹介します。
ケルン大聖堂
中央駅の目の前にある立派なケルン大聖堂は電車の中からも見えるほどの圧巻ぶりで世界最大級のゴシック様式教会です。
この大聖堂は4世紀に建てられた後、13世紀に火災によって焼失し、直後に現在の大聖堂の一番古い部分の建築が始められ1880年についに完成しました。
およそ650年かけて建設されたというので驚きなのですが、中に入るとその広さにまた圧巻です。長い年月がかかったことにひたすら納得してしまう細かい彫りの入った壁、天井、そして美しいステンドグラスが目の前に広がっています。
重厚なパイプオルガンいくつもあるというのもとても印象的です。
スペインのサグラダファミリアを見た時と同じような感動がありました。
広い内部
細かく天井まで敷き詰められているステンドグラス入場料は特になく、出入り口で寄付をすることができます。午後は比較的混んで入り口付近で並ぶこともあるため、昼過ぎまでに訪れるとすんなり入場できます。
観光案内所
ケルン大聖堂の正面口の向かいにケルンの観光案内所があります。
もちろんパンフレットや地図を入手することができますが、こちらにはケルン土産が沢山揃っていて、お土産探しにもとても便利です。おしゃれな観光案内所でヨーロッパ気分を味わうことができます。
ケルン観光案内所
観光案内所の中カフェ スタントン(café Stanton)
ケルンでおすすめなのが、街中にあるオシャレなカフェです。
私が訪れたのはここ。カフェ スタントン。
カフェ・スタントンの外観ノイマルクト（Neumarkt）の少し東のショッピングストリートの一本内側にあり、ポストカードなども売っているおしゃれなカフェです。
オーガニックにこだわったメニューを提供していて、ブランチのサンド系が人気のようですが、お腹ぺこぺこの私はお店特製のハンバーガーセットを。
実はハンバーガーは昼の12時以降のメニューだったのですが、オーナーらしきお店の優しいおじさんが厨房にお願いして笑顔で対応してくれました。10分くらいでとっても美しくボリューミーなこちらがきました！
カフェのメニューと様子
オーガニックにこだわったスタントン特製ハンバーガーセットハンバーガーセット16.5ユーロ
紅茶2.5ユーロ
案の定食べきれませんでしたが、興味深い色のバンズもカリフワで、お肉はみっちりジューシーで大満足のハンバーガーでした ^^
お店の人もフレンドリーで心地良い滞在でした。お昼時はとても混むので、早目か遅目が狙いどきかもしれません。
また、個人的には紅茶についてきた宝石のようなブランシュガーがとても美味しくて気に入りました。紅茶を飲みながら飴のようになめると優しい甘みを感じられ幸せでした。
分厚いハンバーグでボリューミー
紅茶についてきた美味なお砂糖＜お店情報＞café Stanton
Schildergasse 57, 50667 Köln
フッセル（HUSSEL）
ドイツはチョコレート大国です。
街中にはスーパーでも手頃で美味しいチョコレートが手に入りますが、せっかくなのでチョコレートブティックを覗いてみてください。
フッセルでは量り売りはもちろん、ベーシックな板チョコからマジパンチョコなど豊富な品揃えでチョコレート好きならば店内を見ているだけで幸せな気分になります。中でも私が気に入ったのはHusselブランドではないのですが、YABAGOというチョコレートリキュールです。
LCC利用の今回の旅では、機内持ち込みの液体の制限があるため持ち帰りができないため断念しましたが、試飲させてもらいすっかり気に入りました。
アイスにかけたり、ケーキを焼くときに使うと美味しくなりそうです。ホットミルクに混ぜて飲んだら寒い冬でも体が温まりそうです。
HUSSELの外観
YABAGOのチョコレートリキュール＜お店情報＞HUSSEL
Breite Str. 80-90, 50667 Köln
テー・グシュベンドナー（TeeGschwendner）
紅茶好きの方はご存知かもしれませんが、ドイツはコーヒーだけでなく紅茶文化も発達しています。
紅茶好きの私のテンションがとても上がったこちらのお店がすごくおすすめです。小さな店内ですが、クリスマス前ということもありお客さんで溢れていました。
レジの裏に量り売りの紅茶がずらりと並びとても気になりましたが、お客さんがたくさん並んでいて時間がなかった私は既に100gずつパッキングされていた紅茶を物色しました。お手頃な価格のパッケージでも珍しいブレンドの紅茶が沢山あります。
紅茶専門店・TeeGschwendner私が買ったのは3種類。どれも香りがよくて美味ですがケルン限定の「KÖLNER DOM-SPITZEN」が特にフルーティーなフレーバーで気に入りました。
テー・グシュベンドナーはケルンだけではなくドイツ全土にお店があるためドイツに訪れる際はぜひチェックしてみてください。
購入した二種類のフレーバーティーとルイボスティー
KÖLNER DOM-SPITZENは数種類の茶葉をブレンドしている模様おまけに試飲用のティーバッグをつけてくれました。他のフレーバーもじっくり見て試してみたかったです。
＜お店情報＞TeeGschwendner
Breite Str. 128, 50667 Köln
コンディトレイ＆カフェ フロンメ（Konditorei & Café Fromme）
紅茶専門店のテー・グシュベンドナーと同じ通りのすぐそばにある、たまたま通りかかったクリスマスの雰囲気たっぷりなこちらのカフェ・ケーキ屋さんのチョコレートケーキがすごく美味しかったです。
ケーキは持ち帰りもOKで種類が沢山ありますが、ドイツはチョコレート系のケーキが多いので、やはりチョコレートが濃そうなのをチョイスしました。重すぎないため飽きることなく美味しくペロッといただきました ^^
紅茶はティーバッグですがアッサムが選べるところも紅茶好きにはポイントが高いカフェです。
外観も可愛らしいコンディトレイ＆カフェ
＜お店情報＞Konditorei & Café Fromme
Breite Str. 122, 50667 Köln
便利で安いスーパー・アルディ（ALDI）
お手頃なお土産探しならALDIというディスカウントスーパーがおすすめです。
ケルンの街中にあるため観光の途中に立ち寄ることができ便利です。
普通のスーパーと違って品揃えに少々偏りがありますが、ALDIは一般的なスーパーより安くお土産用のお菓子や調味料などが手に入り、水などの旅の必需品も一番安く手に入るのでおすすめです。イベントシーズンにはドイツならではのグッズなどを見つけることもできるため掘り出し物に出会えるかも。ALDIはスイスでもよく見かけヨーロッパ広域にありますがドイツの会社です。
ドイツのChoceurというチョコブランドのミルクチョコレートの小さいサイズ（40g）× 5枚のパッケージが1ユーロくらいで、お土産にぴったりでした。もちろんとても美味しいチョコレートです。
あと、Feinste Baumkuchen-Spitzenというメーカーのアイリッシュクリーム風味のバウムクーヘン（150g入りで1.6ユーロ）も試しに買ってみましたがとっても美味しくて正解でした ^^
Feinste Baumkuchen-Spitzenのバウムクーヘン＜お店情報＞ALDI SÜD
Richmodstraße 31, 50667 Köln
デパート・カーシュタット（Karstadt）
高級チョコやブランド品のアウトレットに興味があればこのデパートがおすすめです。
ドイツブランドはもちろん、定番のスイスチョコのリンツなどのアソートチョコを割安で買うことができます。クリスマスシーズンだったので、見たことのないパッケージのアソートチョコが沢山あり、見ているだけで楽しめます。
私はこのデパートのスーツケース売り場で、セールになっていたサムソナイトの機内持ちみサイズのスーツケースを購入しました。もともと159ユーロですが3割引以上の109ユーロで購入でき、日本ではなかなかできない買い物でした。
見つけやすいショッピングストリートにあります。
＜お店情報＞Karstadt Köln
Breite Str. 103-135, 50667 Köln
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ケルンのホテル
ケルンは例えばデュッセルドルフなどの他都市を比べてホテルの相場が高いと感じました。
今回私が宿泊したのが、ソナタホテルというバジェットクラスのホテルでシングルで泊まりました。おそらく韓国系のオーナーですが、スタッフもみな感じが良く、立地の割に周辺のホテルと比較してかなりお得な価格でした。
その反面、部屋や設備の素敵さは削ぎ落とされた感じの最低限の安心と清潔さを提供するホステルのようなイメージです。
朝食が種類も豊富で、温かいスクランブルエッグなどとあり、美味しかったです。ドライヤーもきちんと付いていて、部屋の広さもスーツケース１つなら広げられる程度はあり十分なホテルです。
１つ難点をあげるならば、Wi-Fiが有料ということです。1日4ユーロなので高額ではありませんが事前に知っておいた方がよいでしょう。
また布団が薄いため少し寒かったですがフロントに言えば対応してくれると思います。
Sonata Hotel
◆価格
85.6ユーロ/泊（シングルベッド、朝食付き）
◆アメニティ
タオル二種類
液体ソープ（洗面台、シャワー）
ドライヤー
＜ホテル情報＞Sonata Hotel
Perlenpfuhl 6, 50667 Köln
クリスマスマーケット
ケルンにはいくつかクリスマスマーケットがありますが、一番大きいケルン大聖堂の隣のWeihnachtsmarkt am Kölner Dom、そしてそこから歩いて15〜20分のノイマルクト（Neumarkt）の可愛らしい天使のクリスマスマーケットがおすすめです。
クリスマスマーケットは昼と夜でそれぞれ印象が異なるため、時間があればどちらも行ってみることをおすすめします。
クリスマスマーケットの見所は、屋台のご飯や雑貨などですが、絶対外せないのがグリューワイン(Glühwein)です。温かくて甘い赤ワインで、マーケットごとにその年のオリジナルマグカップに入れて売られています。マグカップ代がデポジットとして取られ、返却するとデポジットが戻ってきます。ワイン自体は2.5〜3ユーロで、マグカップも2.5〜3ユーロなので、まず5〜6ユーロを支払います。
私はマグカップを返却するつもりでしたが、「ケルン」「2017」という記念の印が残るのが嬉しくて結局キープすることにしました ^^
屋台には、カリーブルストというドイツ(特にベルリン)名物のソーセージに濃いケチャップ系のソースとカレーパウダーがかかったものや、スイスのレシュティ(Rösti)のようなポテトのパンケーキ風の揚げ物が定番です。他にも肉料理や魚料理もあったり、バームクーヘンにチョコレートをかけたデザートなどもあります。
屋台の食べ物はどれをとっても１つの量が多く、また相場は結構高い(5-10ユーロ)ので、何人かでシェアできると色々なものが味わえていいと思います。
木工のかわいいクリスマスオーナメントなどもあり、お土産探しにもぴったりです。
Weihnachtsmarkt am Kölner Dom（ケルン大聖堂のクリスマスマーケット）
昼間の大聖堂前のクリスマスマーケット
カリーブルストとグリューワイン
Neumarkt ノイマルクト（天使のクリスマスマーケット）
ノイマルクトの天使のクリスマスマーケット
さて、私は金曜から日曜の2泊の旅なので、ケルンで一泊、そして近隣都市であるデュッセルドルフに移動してもう一泊するというプランにしましたが、これが大正解でした。
やはり都市ごとに雰囲気が異なり、クリスマスマーケットも十分に堪能することができより充実した週末旅行になりました。
私の場合は、ルーマニアに住んでいることもあり、日本食がとても恋しかったのでそういう意味でもデュッセルドルフに来れたことはすごく良かったです。
デュッセルドルフは日本人が多く、日本食レストランや食材が買えるお店が沢山あります。
電車で30分のケルンとデュッセルドルフ、とても近くてアクセスもいいためセットで訪れることをおすすめします。デュッセルドルフのレポートは次回をお楽しみに ^^
