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ルーマニア

【後編】ルーマニア第3の都市クルージュ・ナポカへ週末旅

旅好きなみなさん、こんにちは!

前回に続き、今回もルーマニア北部のクルージュ・ナポカの週末旅のレポートです。

一泊二日でも十分楽しめるクルージュ観光ですが、後編の今回は、クルージュから少し足を延ばしてバスやタクシーで1時間ほどの観光地岩塩坑(サリナ・トゥルダ)、そして日本のTV番組【世界の何だコレ!?ミステリー】でも紹介された、なぜか白いモヤが写る奇妙で不思議な森にも入ってみました!色んな意味で恐ろしい森でした・・・。

1RON(ルーマニアレイ)=28円(2018年6月時点)

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クルージュ・ナポカ1泊旅の概要

滞在時期:2018年4月下旬の週末
経費:720レイ(=約20,160円)(宿泊費以外全て)
移動手段:飛行機、バス、Uber(ウーバー)

近郊へ足を延ばして、岩塩坑(サリナ・トゥルダ)へ!

クルージュから車で30~40分のTurda(トゥルダ)という街には1000年前以上に栄えた岩塩坑があり、現在は観光地として、また健康療法として地下約500mにある小さなテーマパークに、国内外から多くの観光客が訪れています。そのユニークさに引かれて、私もクルージュ二日目の日曜に、日帰りで岩塩坑テーマパークのサリナ・トゥルダに行ってきました。

サリナ・トゥルダ入口

Salina Turda(サリナ・トゥルダ)

開園時間:夏季(6月中旬から8月いっぱい)は9:00-19:00、それ以外は9:00-17:00ですが、公式サイトで最新情報を確認することをおすすめします。
入場料:大人30レイ、学生以下15レイ(3歳以下は無料)

クルージュから岩塩坑(サリナ・トゥルダ)までのアクセス

クルージュの街中からサリナ・トゥルダに行くには、まずバスでトゥルダの街まで移動し、そこから徒歩もしくはバス、タクシーで行くことができます。

トゥルダの街でバスを降りて徒歩15分程の所にサリナ・トゥルダのエントランスがあるはずでしたが、2017年12月よりエントランス改築のため、そのエントランスが閉鎖されてしまい、もう一つのエントランス(反対側)からのみの入場となっているとのことでした。

しかし、あまりにそのエントランスまでのアクセス情報がなかったため、私たちはトゥルダまでバスで行ったあと、そこからエントランスまで歩いてみることにしました。が、これが、異常気象で猛暑日だったため相当大変な旅路になりました・・・。

クルージュでは以下地図(PMV Flip Sos)のバス停からトゥルダを通るミニバスに乗ることができます。

季節にもよるかもしれませんが、4月下旬時点では月~土曜は約30分間隔で運行しているようです。

実際とは異なる可能性がありますが、こちらのバス会社のスケジュール表をご参考にしてみてください。※Luni – Vineri(月~金曜)、Sâmbătă(土曜)、Duminică(日曜)という意味です。

バス停には少し早めに着いておけば、満席になる前に乗ることができます。こんな「Fany」と書いてあり、フロントガラスに「Turda」という紙が貼られているバスに乗り込んだら、14レイを現金でドライバーに支払い出発です。

クルージュ・トゥルダ間を走るミニバス

トゥルダで降りる人が一定人数いますが、トゥルダと言われたら降ります。およそ35分くらい走って、地図のこの辺りで降りることになります。

冒頭にご説明したとおり、2017年12月からエントランスの改築を行っているらしく、2018年4月末時点でもトゥルダの街側のエントランスは閉鎖していました。よって、バスを降りてからサリナ・トゥルダの反対側にあるエントランスまで歩くことに。

街のおばちゃんに道を尋ねたら、「タクシーに乗りなさい」と言われたのですが、私たちは徒歩を選び、この道で1時間かかりました・・・。素直にタクシーを呼んで乗るべきでした・・・。

ルーマニア人とデンマーク人のカップルと同じ境遇に陥り、一緒に歩くことに。一応道はありますが、蛇でも出そうな田舎の一本道です。

サリナ・トゥルダサリナ・トゥルダまでの田舎道

半分くらい進むと丘の上にたどり着き、反対側に大きな駐車場とサリナ・トゥルダが見えます。周りは畑や野原ばかりのため、サリナ・トゥルダは遠くからでもすぐに分かります。

GoogleMap通り進みます。サリナ・トゥルダに着くと観光客でいっぱいで、エントランスには20m程の行列ができていましたが、10分程でチケットを購入し、中に入ることができました。

サリナ・トゥルダエントランスまで続くお土産などを売る露店

念のため帰りの交通手段を確認すべく、エントランスのおじちゃんに聞いてみると、トゥルダの街まで行けるバスの時刻を教えてくれました。

1時間に1本という少ないバスですが、観光用のバスで、乗車人数も多く、帰りはこのバスでトゥルダの街まで行きました。チケットはサリナ・トゥルダの入場料と同じカウンターで購入するためバスを確認出来たらチケットを買ってからバス停まで行って乗り込みましょう。(料金は5レイくらいだったと思います。)

サリナ・トゥルダ観光バス風の二階建てバスでトゥルダの街まで戻ることができる

そして、帰りのバスはサリナ・トゥルダから約20分くらい乗り、このバス停(Statie STP Saline)で降ります。もはやバス停と言える見かけではありませんが。笑

そして、降りたらバスの進行方向ではなく、来た道を徒歩で5分程戻ります。すると右手にCasa Arisという家具屋さんの前から、Fanyのクルージュ行きのバスが出ています。

往路同様にドライバーにお金を払って乗り、クルージュから乗った同じバス停で降ります。(終点)

サリナ・トゥルダトゥルダの街からクルージュへのミニバス

トゥルダからサリナ・トゥルダまでは、徒歩はあまりおすすめしません。

トゥルダ側のエントランスが閉鎖中の間は、恐らくトゥルダの街からサリナ・トゥルダへも私たちが乗った同じ観光バスが運行しているはずです。一時間に一本程度なので時間が読めないのが難しいかもしれませんが、このバスに乗るか、どうにかタクシーを捕まえることをおすすめします。

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岩塩坑「サリナ・トゥルダ」の楽しみ方

滞在時間ですが最低1時間は考えた方がよいです。エントランスから入ると、いわゆるテーマパークエリアにたどり着くまで15分以上、塩の廊下を歩くことになります。

サリナ・トゥルダ入口からは、どこまでも塩!塩!塩!

また、観光客が多いと地下まで降り切るのにかなり時間がかかります。早歩きでサクサク見学しても必ず1時間はかかりますので計画する際は注意してください。

テーマパークには、音が反響する不思議な体験ができるコーナーがあったり、岩塩坑の歴史を示す説明や、追加料金で池でボートを漕いだり、卓球やミニゴルフなどのスポーツを楽しみことができます。

ここの岩塩はミネラルが非常に豊富で医療の観点からスポーツを行うと体に良いと言われており、主にルーマニア人が様々なアクティビティを楽しんでいるようでした。

私からすると、観光客が殺到して地面は汚れていて誇りも溜まっているのを見ると、逆に窓もなく換気もできないから空気が悪いのでは・・・と思ってしまいました。

とにかくどこを見ても「塩、塩、塩!」でとても不思議な空間です。地下深く続く一面塩の壁には圧巻で、ユニークな自然が作り出した岩塩坑は見る価値たっぷりですが、数時間あれば十分楽しめる観光施設だと思います。

サリナ・トゥルダここから200m程下がると観覧車などがある。
サリナ・トゥルダ観覧車や卓球なのがあるテーマパークエリア
サリナ・トゥルダ階段の途中には何年頃に掘られたかを示す年号が書かれている。(壁はもちろん岩塩!)

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日本のTVでも取り上げられた怪しい森に行ってみる!

私は、心霊現象などがとっても苦手なのですが、摩訶不思議と日本でもTVで取り上げられたクルージュの森があるというので、昼間に行ってみました。

その不思議な現象とは、写真や映像に白いモヤが写るというもので、その一帯だけ植物が一切生えないというのです。詳しい内容は、日本のTV番組の一部をYoutubeで見ることができます。

私たちは、昼間にもかかわらず森の中が怖すぎて目的のエリアまで辿り着くことなく引き返してしまったので、確実なアクセス方法は分かりませんが、街中から歩いて森の端にある民俗学博物館を目指し、その脇道から森の中に入りました。

森の入り口付近は若者がピクニックをしていたりと、人の気配がありますが、中に少し入ると人を見かけることはなく、明るくてもうっそうとしていて怖いです。

不思議な森森から見た森の入り口。ひと気もあって、至って普通の森に見えた。
不思議な森明るくても、うっそうとした森の中に不気味な小屋があり、電気がついていた・・・。

森にある謎の小屋からは妙な音が聞こえ、不気味でした(汗)勇気のある方は、どうか気を付けて森に入ってみてください・・・。

以上、週末クルージュ旅でした。

紀元前にはローマ帝国の影響を受けナポカという名前が付けられ、後にトランシルヴァニア公国、オーストリア・ハンガリー帝国時代にも栄えクルージュと名付けられたことから、現在の名前はクルージュ・ナポカとなっています。

街中はヨーロッパの雰囲気を感じることができる素敵な都市です。ブカレスト滞在時に時間に余裕がある方は国内線で1時間足らずで行けるため、ぜひ訪れてみてください。

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