100倍楽しい旅の作り方 と 日々見つける美味しいものを紹介します!
ポルトガル

初心者の一人旅にもおすすめ!安全なポルトガル5都市

ポルトガル

旅好きなみなさん、こんにちは!

ヨーロッパ大好きな私、旅womanですが、昨年ポルトガルへ一人旅に行ってきました。

初めてのポルトガルでしたがとっても楽しい一人旅となりました。5都市を周った体験を踏まえ、その時の旅情報を何回かに渡りご紹介したいと思います。

初回である今回は旅の総まとめから始めます。ポルトガル旅を予定している方は、旅行予定や興味のある都市の旅レポートをぜひ覗いていただき旅の参考にしてみてください ^^

ポルトガル旅の概要

滞在時期:2016年8-9月の1か月強
滞在都市:Lisbon、Evora&Terena(Alentejo)、Coimbra、Ervedal da Beira、Porto
かかったお金:約8万円(日本からの渡航費は除いて、お土産代の約2万円は含む)
移動手段:バス、電車、トラム
滞在手段:ホテル、Workaway(滞在費無料のボランティア型宿泊)

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旅の目次

  1. 初心者の一人旅OK!安全なポルトガル5都市まとめ編
  2. 見どころいっぱいの首都Lisbon
  3. ヨーロッパのアフリカ・Alentejo(Workawayその1)
  4. 丘からの眺める街が美しい古都・Coimbra
  5. ポルトガル本土一の山も近いErvedal da Beira(Workawayその2)
  6. おしゃれなお店がたくさんのPorto
  7. 番外編~絶対はずせないポルトガル土産
  8. 番外編~ロスバゲに見舞われたら~

なぜポルトガルを選んだ?

私が1か月強の一人旅にポルトガルを選んだ理由は3つです。

1.物価が安い!
2.安全!
3.ごはんが美味しい(はず)!

そして本場のオリーブの木をこの目で見たいと思ったからです。

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行ってみたポルトガルは?

行ってみた実際のポルトガルは、予想どおり物価は安いし安全だしごはんは美味しいし、文句なしの最高な国でした

例えば物価で言うと、スーパーでは1Lの水が1ユーロ以下で購入できるし、食堂のようなレストランであれば4ユーロ程度で作りたてのランチを食べることができます。

長距離バスも2,000-3,000円程度で快適に移動することができ、西欧や北欧と比べると格段にコスパが良いと思います。長距離バスについては後ほどご紹介します。

ポルトガルはごはんが美味しいだけでなく、デザートも充実しているため甘い物好きにもピッタリな旅先です。そしてポルトガルワインの存在も忘れてはいけません。

ポルトガル人は明るく陽気ですぐに話しかけてくれます。困っていると英語はできないけれど一生懸命ポルトガル語で助けようとしてくれます。私自身、今回ポルトガルで犯罪に巻き込まれたリ見かけたことは一度もありませんでした。

他にもポルトガルには素敵なところ、日本人との相性の良さを感じる点がたくさんありました。また、個人的に興味のあったオリーブにも触れることができたWorkawayでのボランティア滞在体験は、とても面白く充実したポルトガルの思い出となりました。

こんな人にはぜひポルトガル旅がおすすめ

  • 初めての女一人旅(もちろん男性一人旅も)
    最初にご紹介した通り、明るい時間であれば都市部でも地方都市でも危険を感じるようなことはありませんでした。夜でもよっぽど人通りのない場所でない限りは周りに注意していれば問題ないと私は感じました。
  • お酒が好き
    ワインだけでなく果実酒のGinja(ジンジャ)というサクランボから作った甘いリキュールなどポルトガルでは比較的安価でお酒を飲むことができます。お酒やお酒の雰囲気が好きな人には最高に楽しい時間を過ごすことができるでしょう。
  • 甘いものが好き
    ポルトガル人は甘いものが大好きです。日本でもブームになったエッグタルトをはじめとする焼き菓子がたくさんあります。リスボンやポルトなどの街中では5件に1件くらいカフェが立ち並んでいて美味しいお菓子や軽食を味わうことができます。ベレンのカフェ
  • お金をかけたくない
    西欧や北欧に比べ物価の安いポルトガル。宿泊施設も中長期向けのアパートメントタイプなど様々で選択肢が豊富にあります。立地や広さ、設備にもよりますが、例えば個室を希望するならば一泊30ユーロくらいから泊まることができるため旅行資金が少ない人にも優しい国です。食品も比較的安く、外食も安いところでも衛生的な不安はなく手作り感のあるしっかりとした量の食事を提供してくれます。野菜と肉、一部の魚は地元産なこともあり簡単に手に入ります。そしてスーパーやカフェのパンが激安です。
  • 英語(スピーキング)にあまり自信がない
    ポルトガル人は意外にも英語を話さない人が多いです。それでもこちらが言いたいことは何となく理解してくれていることが多く、ジェスチャーなどで一生懸命会話をしてくるため、スピーキングに苦手意識を持っている人にもハードルの低い会話ではないかと思います。相手も英語が苦手なのですから恥ずかしがることはありません。
  • 外国人と触れ合うのは好き例え英語が通じなくて、もちろんポルトガル語ができなくて楽しく会話ができるのがポルトガルの大きな魅力だと思います。 旅の指さし会話帳を手に笑顔で話しかけてみたならばたいてい会話になります。カフェやバー、レストランなど地元の人が集まっている場所では思い切って触れ合ってみると面白いと思います。
  • 雑貨が好きポルトガルでは日本ではまだあまり見かけない可愛い雑貨をいたるところで見つけることができます。ポルトガルの教会や建物の壁に使われていてとても有名なアズレージョをモチーフにしたものや、コルクをアレンジした小物など見ているだけでも楽しくなってしまう雑貨がたくさんです。

    雑貨好きに特におすすめなお店がポルトのサンベント駅から下ってカフェやお土産屋さんの多い通りに行ったところにあるBoutique concept store(住所:Rua Mouzinho da Silveira 288)です。お店自体がおしゃれで、中に入るとハイセンスなコルク雑貨がとっても可愛くて実際に買って日本で使っていても質がいいため気に入っています。コルクは軽いこともあり、お土産にも購入しやすいためおすすめです。

    雑貨屋さん

ポルトガルあるある

数日でもなく、現地在住でもない、1か月くらいの滞在だからこそ気づくポルトガルの面白い光景をご紹介します。

  • 英語で話しかけてもポルトガル語で返してくる
    これはどこへ行っても本当によくあることです。笑 必死にポルトガル語で説明してくるのでこちらも理解しようと一生懸命になるのですが、結局分からないことも多々ありです。
  • 物事や時間におおざっぱ
    通りすがりの人だけでなく、お店の人などでも道を聞いたりすると教えてくれるのですが、結構な頻度で間違っていることがあります。笑 清々しいほど適当だったりするのですが悪気は一切ないので、そういう時は笑って気を取り直しましょう。
  • 発展しない豊かさ
    世界史で聞いたことがあるかと思いますが、ポルトガルはその昔、16世紀頃に有名なヴァスコ・ダ・ガマなどの航海探検家を輩出していて大繁栄していたことがありますが、その後スペイン、オランダ、イギリスなどにその力を奪われ衰退していきました。そして現在はEU圏でも下から数えた方が早いほど経済発展が緩やかな国ですが、国民の多くが日々の人生を楽しいんでいます。繁栄していた時代を誇りに思っている一方で、素朴な暮らしをよしとしていて、自分の周りの人たちが幸せであればそれが一番という空気がどこにいても感じられます。そのため、変化や発展が少なく、レストランなども長い間変わることがなく続いているため、古めのガイドブックに載っているお店が今でも割と存在しているのは何ともポルトガルらしいと思います。
  • 昼間からビールやワイン
    ポルトガル人は昼間からビールをよく飲んでいます。カフェに行くと地元の初老男性たちが集まっていて、お喋りしながらワイワイやっています。女性は声を掛けられやすく、ちょっとした会話を楽しめることもあるでしょう。
  • 牛乳は常温販売
    ポルトガルのスーパーで初めて牛乳を見つけるにはちょっとしたコツが必要です。それは牛乳が常温で保存・販売されているからです。何度冷蔵売り場を探し回っても見つからないわけです。笑
    生クリームも常温で売られており、どちらも開封したら冷蔵庫で保存するのがポルトガル式です。殺菌処理をしているため常温販売が可能なのだとか。お味は日本の牛乳とは少し異なりますが、冷やせば美味しくいただけます。常温牛乳
  • 日本語の基になっている単語がある
    天ぷらや金平糖、ポルトガルから伝わったカステラ、カッパなどポルトガル語由来の日本語が実はたくさんあるってご存知でしたか?ポルトガルに行く際にはぜひチェックして、現地での会話のタネにすると面白いですよ。
  • シェアが大好き
    西欧や北欧の人は、大皿の食べ物をつつき合って人とシェアするのがあまり好きではない人もいますが、ポルトガル人はシェアが大好きです。「ちょっと食べてみるかい」というお誘いを受けることもよくあります。また、自国のポルトガル料理が大好きで新しい食べ物に保守的な一面を持ちつつも、日本食には興味があるようで、意外にもウケたのがオムライスです。どこにでもある食材で作ることができ、しかもお米を主食としてよく食べるポルトガル人の家庭には必ずと言っていいほどお米もあったりするのでパパッとできて便利です。

ここが変だよポルトガル

ポルトガルの「あれ?」ということをいくつかご紹介します。

  • タコが柔らかい
    日本人に負けないくらいタコがよく食べられているポルトガルですが、その食感がなんとも不思議なのです。日本で食べるタコのほとんどが「プリッ」としているのに対し、ポルトガルのタコはヘナヘナなのです。リゾットにしてもサラダにしても、ほとんどがヘナヘナです。一度スーパーで冷凍のタコを買ってきて自分で炒めてみましたがやはりヘナヘナ・・・。詳しいことは分かりませんが、どうやら冷凍保存の方法が日本とは違うようです。海に面していてタコが獲れるという意味では新鮮なタコなのでしょうが、ヘナヘナなタコは正直あまり美味しいとは思えません。タコ好きなポルトガル人の友人にぜひ日本のタコ料理を食べてほしいと思うのです。
  • 甘いお菓子はたいてい卵と砂糖でできている
    ポルトガルには様々な種類の甘いお菓子(焼き菓子)があるのですが、驚くほどその材料が同じなのです!笑 それはほとんどが卵と砂糖がメインの焼き菓子です。見た目は全く違って見えてどれも甘くて美味しいのですが、最終的に卵と砂糖の感じに行きつくため思わず笑ってしまいます。「これね。やっぱり卵&砂糖なのね」と。
  • オランダ人がいっぱい
    ポルトガルにはなぜかオランダ人の移住者がたくさんいます。私がお世話になった2件目のWorkawayホストもオランダ人の移住者でした。彼女によると、オランダは国土が狭い割りに人口が多く、過密状態が息苦しく国を飛び出す人が多いのだとか。オランダ人は何もポルトガルに限ったことはなく、ヨーロッパの自然豊かな国に移住をする人が多いと言いますが、やはりポルトガルのように暖かく物価の安い国には移住しやすく、オランダ人夫婦一組が定住した地域には次々に移住者が集まるのだとか。私の勝手な印象ではありますがポルトガルで出会うオランダ人はみなさんサバイバル力が高く、都会ではなく山奥などで自給自足に近い形で暮らしています。そしてベジタリアン率が高く、異国への適応能力と会話力に長けていて頼もしい外国人コミュニティが形成されています。

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便利で快適なRede expressos(バス)

ポルトガル国内を移動する際に便利なのがバスです。

リスボン-ポルト間などは鉄道もありますが、内陸の地方都市に行くにはバスしか交通手段がないなんてことも多いです。

リスボン-ポルト間ならばバスでも3時間半で着くし大きなスーツケースも収納可能でFree Wifiも利用できるため快適なバス旅になります。また全車両かは定かではありませんが、シートの下に電源コンセント(Cタイプ)がついている場合が多いのも嬉しいポイントです。

こんな快適要素が多いため、このRede expressosは一度乗ってしまうとそれはもう簡単&快適なため私は結局ほとんど鉄道には乗らずバス移動ばかりを選びました。スマホとクレジットカードさえあれば楽々予約ができるのでその方法をご紹介します。

バスターミナル

Rede expressosの予約方法

Rede expressosを利用するもっとも簡単な方法はアプリです。このアプリはとても分かりやすい設計で英語表記になっているため初めての利用でも問題なく予約をすることができます。

Rede expressos

予約から乗車までの流れ

  1. Rede expressosのアプリをダウンロード
  2. アプリにて乗車する日にち、出発地、到着地を入力し「SCHEDULES」をタップ
    まずはバスのルートや頻度をここで確認し、乗りたい時間をチェックします。
  3. 最初の画面まで戻り、今度は「BUY」をタップ
    ここで確認した希望時刻の便にチェックを入れて、矢印のマークをタップして進みます。この画面では乗り継ぎなどの詳細を見ることができないため、あらかじめ2の「SCHEDULES」で時間の詳細を確認して乗りたい便を決めるておくことをおすすめします。
  4. 選んだ便に乗る人数と代表者のパスポート番号を入力し、今後も使用する可能性があればパスポート情報を記憶させるために「Save data」にチェックを入れ、右下の矢印マークをタップ
  5. 日付、時間、金額が表示されるため、ここから10分以内にカード決済を完了させます。学生など29歳以下またはシニア(65歳以上)の場合は「Standard Ticket」のところを「Youth」や「Senior」に変更しましょう。
  6. 座席指定のページに移動するため、希望によりseatを選び、矢印マークをタップ
    デフォルトでは前列から割り当てられています。実際は、よほど混んでいない限り席の移動も可能なため変更する必要もあまり気にする必要もないかと思います。
  7. 個人情報の登録
    名前、メールアドレス、あればポルトガルでの携帯電話番号を入力し矢印マークをタップ
    携帯番号はポルトガル国内有効のものでないとエラーになるため、持っていない場合は空欄でOKです。
  8. 支払いの画面に移動するため、クレジットカードやPaypalなど希望の方法にチェックを入れて矢印マークをタップ
    モバイルアプリでの購入の場合は、チケットがQRコード及びeチケットになります。
  9. 最終確認画面が表示されるため確認して、「PAY」をタップ
  10. クレジットカード支払いを選択した場合は、カードの詳細を登録して購入完了
  11. 購入完了メール、支払い完了メールが配信されるため、バスに乗る際に提示

注意点

  • 出発時刻の1時間半を切るとアプリでは買えなくなります。
  • 初めての購入時には、クレジットカードの認証が必要な場合があります。自分がカード会社に設定している認証番号を確認しておきましょう。

アプリでの乗車券購入は窓口での購入に比べて5%程割引になるため、その意味でもおススメです。

また、万が一、購入した便に乗れなかった場合は追加料金を払って遅い便に変更することもできます。私はもともと15ユーロくらいのチケットだったのですが、6ユーロ程追加で窓口で支払ったら時間変更が出来ました。

もう一度行きたいポルトガル

海外あるあるで感じる不便さは、それは日本と比べるとそれなりにあるのですが、嫌な思いはロスバゲ一度のみで、他には楽しいことばかりのポルトガルでした

ロスバゲの実態と対処法は、ご興味あればこちらの記事をお読みください。きっとスペイン・ポルトガル付近の空の旅では三回に一回くらいはロスバゲに遭うと思うので参考になれば幸いです 汗

ポルトガルの人々は優しく、ごはんは美味しく、長期滞在にはとてもコスパのいい国でもあります。日本のことを知らないポルトガル人が多いのがかなり意外でしたが、歴史的に日本との繋がりがあることを話すと必ず喜んでくれます。

何度説明しても、日本のことを「中国」と言い続けるおばあちゃんもいましたが。笑

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ポルトガルのリスボンやアレンテージョ地方の夏はとても暑く湿気もあるため、色んなゆるさと明るい笑顔に何度も助けられました。

発展だけが全てではないと教えられた気もします。

お金をあまり持っていなくても、物を大事にしたり物々交換をして、周りの人と助け合い素朴に暮らすポルトガル人の心の豊かさが心地よく、そしてアフリカから始まったであろう人間の本来の姿を思いました

ヨーロッパのアフリカと呼ばれるアレンテージョに滞在した際には、ないものは買うのではなく自分たちで作るのだと町の人々の背中から学びました。どんな人も受け入れてくれる懐の大きいポルトガルにまた会いに行きたいです。

ポルトの街並みポルトの街並み

年齢問わず、どんな人にもおすすめしたいポルトガル旅です。