先日、イスラエルに行ってきました!一般的な日本人にはあまり馴染みのない、ユダヤ教徒が多く暮らしているイスラエルは、宗教的にはもちろん、文化的にも独特な国だというイメージも持っての渡航でしたが、やっぱり独特な国でした 笑 今回は私も事前リサーチを入念に行った、イスラエル出入国の最新事情をレポートします。
1 ILS(シェケル)≒30円
※2019年8月時点
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イスラエル旅の概要
旅行時期:2019年5月下旬(金曜から日曜の2泊3日)
旅行人数:2名
経路:空路でテルアビブ(一泊)―死海―エルサレム(一泊)
移動手段:空路、バス(テルアビブからエルサレムへは現地ツアーバス)
経費(航空券除く):約33,000円/人(宿泊費:18,600円、現地ツアー:6,300円、食費:5,900円、移動費:3,600円)
観光(入国)要件
イスラエルへ観光目的で渡航する場合、日本のパスポート保有者であれば、一定条件可でビザなしで入国することができます。(2019年8月現在)
・目的:観光
・滞在期間:90日以内
・パスポート残存期間:6か月以上(入国時)
・パスポートの未使用査証欄 :2ページ以上(入国時)
つまり、イスラエルに入国するために特別な準備は必要ありません。
念のため用意しておくと良いのが、滞在先のホテルの連絡先、出国用の航空券を持っているかなどを入国審査で聞かれることもあるため、すぐに提示できるようにしていくとよいです。
空港での入国審査
近年に入国したブロガーの様々なブログを読んで、「出入国が厳しい」、「時間がかかる」などの情報を得ていたため、私も覚悟の上で臨んだ入国審査でした。
確かに実際、入国審査の列には40分程並びましたが、日本人の私と友人は一切質問を受けることもなく、順番が回ってきたら一瞬で審査は完了しました。
詳しい事情は分かりませんが、何らかの事情でイスラエル入国を保留にされ行き場を失った外国人が集められた角部屋が入国審査ブースの横にあって、不満が爆発した一部の外国人が空港スタッフに「人権侵害」だと攻撃的に怒鳴り散らしている光景も目にし、少々おぞましい雰囲気も感じました。
恐らくですが、このような外国人は近隣国のアラブ諸国に入国履歴があるなどの理由で、特別な取り調べに合うのではないかと思います。
入国審査では、パスポートにはスタンプが押されません。
それは、近隣中東国にはイスラエル入国スタンプがあると入国拒否されるという事情があるための様です。
私も入国審査では、以下のような入国カードを受け取りました。

何も言われませんでしたが、出国できなくなったら怖いので、出国時までなくさないよう保管していたら、案の定、出国時にそれを見せる必要があり、出国審査時には更に出国カードのような追加の紙を受け取り無事出国となりました。
正直、入国に関しては、時間はかかるもののそこまで警戒する必要はないのではと思いました。
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出国審査
出国審査は二段階になっています。
まずは搭乗券をチェックされ適切なレーンに振り分けられます。そして、グループごとに簡単な尋問があります。
その尋問内容は、以下二点でした。
・滞在中にスーツケースや荷物を手放したことがあるか
・誰かに頼まれて持ち出す荷物があるかどうか
どうやら武器や薬物などの違法持ち出しをチェックしているようでした。
もちろん私たちはそのようなものは全く持っていないので、「ありません。」と答えて尋問は終了です。
そして、少し歩いた先にいる別の係員にパスポートと入国カードを提示して、機械から発行される出国カードを受け取り完了です。

意外にもあっさりしたもので、最初の持ち物尋問に少々(15分程)並びましたが、その後はサクサクと進み、出国審査に要した時間は20分未満でした。
意外なセキュリティ・チェック
そして何より私が相当驚いたのが、セキュリティ・チェックです。
出国審査後にセキュリティ・チェックがあるのですが、ペットボトルの水もOK、そして5分もかからずにさらっと通り抜けて、あっという間に搭乗ゲートまで辿り着きました。
近年のブログの一部では、バスソルトすら液体扱いをされて没収されてしまったというような記事もあったので、驚きを隠せませんでした。「こんな緩いのならば、泥パック買えばよかったー!」と後悔したくらいでした。
出入国のまとめ
もちろん空港の込み具合や利用する時間帯によるのでしょうけど、2017年前後に旅行された多くのブログに書いてあるような、「出国審査やセキュリティ・チェックには2時間以上を要して、飛行機に乗り遅れそうだった」というようなことは一切ありませんでした。
ただ、出入国の方針は、おそらく政治などの国際情勢に大きく左右される事情と思われますので、今後旅行される方は、引き続き十分に時間に余裕をもって空港へ行かれることをおすすめします。
ゲート付近にはある程度の規模の免税店があるため、死海のコスメやお土産はそこでも買うことができます。空港は無料Wi-Fiも完備されているため、長時間の滞在になっても困ることはありません。
さて、次回は空港Wi-Fi、SIM(シム)カードの購入について、そして空港からテルアビブ市内へのアクセス、そしてエルサレムから空港へのアクセスについてレポートします!
