旅好きなみなさん、こんにちは!
前回に続き、今回はイタリア・トリエステの街歩きレポートをお伝えします。トリエステはとても小さい街なので、一日あれば中心部の観光スポットは網羅できます。ただ、私は実際に観光をしていて、 細い道を通ったり気になったお店に入ってみたり、もう少しゆっくりしたいなぁとも思うくらい気に入ったので、次回はもう少し長めに滞在したいと思っています。これから訪れる方の参考なれば幸いです ^^
1 EUR(ユーロ)≒123円
※2019年4月時点
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街一番の撮影スポット「カナル・グランデ」
トリエステには小さいですが美しい運河があり、観光客の撮影スポットになっています。晴れている日は、正面のサント・アントニオ教会がとっても映えて綺麗です。何本か橋のように架かっているので、お気に入りの撮影スポットを探してみてはいかがでしょう ^^
私が訪れた週末は、このカナル・グランデの周りでフードフェスタのようなイベントが開催されていて、世界各国のストリートフードの他に、世界各国の民芸品屋台が軒を連ねていました。
私はもちろんイタリアのトリュフ専門店で、試食をさせてもらったトリュフのスライスが入った小瓶を購入しました。
とっても美味しいトリュフペーストでした ^^
カナル・グランデ周辺の教会
トリエステは、歴史的にはローマ帝国時代の後、オーストリア(・ハンガリー)帝国の支配下に長く置かれ、自由港として重宝され、オスマン帝国時代のギリシャ人やセルビア人もこの地へ入ってきたといわれています。
第二次世界大戦時にはイタリア唯一のナチス強制収容所が郊外に造られました。大戦後にはユーゴスラビアが支配していましたが、その後イタリアとユーゴスラビア間で帰属紛争が勃発し、現在はスロベニアとなっている当時の領土の南部(コペルやピラン湾、ポルトロシュ)をユーゴスラビアに、そしてトリエステ市を含む北部をイタリアの領土とすることとなったそうです。
その後ユーゴスラビアから独立したスロベニアは、EUにも加盟し、通貨もユーロを採用しており、この現在のスロベニアに帰属する南部地域とトリエステは現在は国境を越えた文化や商業を共有するような関係になったといわれています。
今回は時間がなくスロベニアのピラン行きを諦めたのですが、この歴史からしてトリエステと併せてぜひ見てみたい地域だと思いました。
さて、そんなトリエステですが、カナル・グランデの周りにはいくつか立派な教会があります。
運河の奥にあるのが立派なカトリックのサント・アントニオ教会です。
そして運河のすぐ右にあるのがセルビア正教会です。18世紀にマリアテレジアが他宗教に対して寛容な体制を採った時代に、この立派な教会は建てられ、その後も活発な信仰が行われています。
また運河の手前(海に近い)右側にあるのはギリシャ正教会です。
こう見ると、いかにトリエステという地が歴史的に様々な時代を生きてきており、隣国の影響を受けてきたが分かる気がします。
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モロ・アウダチェ(Molo Audace)埠頭
これまた絶景スポットで外せないのがアドリア海沿いの通りから伸びたモロ・アウダチェ埠頭です。
アドリア海に浮かんでいる気分になり、トリエステ市内を180度眺めることができます。晴天の昼間もおすすめですが、私のおすすめは夜景です。
ここちよい夜風にあたりながら眺めるトリエステの街は最高に美しく、ベンチはないものの多くの人が腰を下ろしてゆったりと流れる時を過ごしています。
サン・ジュスト大聖堂
トリエステに来たら外せない観光スポットの一つが丘の上にそびえ立つサン・ジュスト大聖堂です。
サン・ジュスト城のすぐ横にあり、ずっしりとした厳かな雰囲気の大聖堂です。
アクセス方法はいくつかありますが、徒歩ならばおすすめは中心部から街の景色を見ながらリメンブランツァ公園(Parco della Rimembranza)から上がってくる方法です。
モンテ通りからこのようなトンネルの上を登っていきます。
すると高台からの綺麗な景観が楽しめます。
そのまま上がるとお城の裏側に着きます。
そこを右へ進みぐるっと半周するとMonumento ai caduti di Triesteというモニュメントが現れ、サン・ジュスト城の入り口近くに着きます。
この日は曇り気味でしたが、天気がよければここからの眺めも最高なはずです。
入場料を払ってお城に入ればもう少し高いところから街とアドリア海を見下ろせますが、この城の前の庭からでも十分楽しめます。
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ローマ劇場
サン・ジュスト城、大聖堂から運河に向かって下ると古代ローマ劇場があります。
こんな街中にいきなりあるのか!というくらいの衝撃で面白いですが、特に展示物等なく、野外劇場跡があるのみです。
建築物が見どころのボルサ広場
そのまま少し進むと建築物が見事なボルサ広場にでます。市場があると聞いていましたが、私が訪れた4月末の金曜(イースターの翌週)の夕方は何も屋台はでていませんでした。
写真を間違えて消してしまったため、以下を素敵な投稿ご覧ください。
ヨーロッパらしいカフェやレストランが並ぶ遊歩道
たまたま街歩きをしていて出会った通りが素敵すぎたのでご紹介します。
小さなお店やカフェ・レストランが続く散歩道で、昼間でも夕方でもいつ行ってもとてもヨーロッパらしい景色を見ることができます。
このエリアは、チェーンではない皮屋さんや服飾ブティックも立ち並ぶため、ふらっとウィンドウ・ショッピングにもピッタリです。
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ミラマーレ城
トリエステの北部にある「悲劇の城」と呼ばれている美しいミラマーレ城。
実は、トリエステ中心部から徒歩では難しいロケーションにあるため、私は今回は断念しました。
しかし、トリエステ市内に着いてしまってから気づいたのですが、空港から市内へのバスは、この「Miramare」という街に停まったため、荷物が少なく勇気があれば、「Miramareで降ろしてください!」と言って立ち寄ることができると思います。
空港からのバスは30分に一本程度来るので、ミラマーレ城の見学後に同じバス停に戻ればトリエステ市内へ行くことができます。
トリエステの観光スポット、いかがでしたか?
私は実際に、ミラマーレ城以外のスポットに、1日と数時間で訪れました。
スロベニアやクロアチアへ行く際に、気軽に足を延ばして立ち寄ることができるトリエステ、とってもおすすめです!
さて続いてはレストランとカフェ、おすすめのジェラート屋さんをご紹介します ^^