旅好きなみなさん、こんにちは!
中東エアラインの様々なサービスについては既にこちらで紹介しましたが、今回はカタール航空のドーハ乗り継ぎ時に利用できる無料のドーハ市内ツアーの体験レポートです。
2018年2月以降、この無料ツアーは有料に変わってしまいました。その概要の詳細はこちら最新の記事を参照ください。
旅行概要
体験時期:2017年4月(約2週間のヨーロッパ旅行)
航空券:成田→ドーハ→ヨーロッパ→ドーハ→羽田
チケット予約:エクスペディア(二か月前)
エアライン:カタール航空
チケット価格:75,000円
カタール航空の無料市内ツアー概要
立ち寄りスポット:
イスラム美術館(外から鑑賞のみ)、ザ・パール(人工島)、カタラ文化村、スーク・ワキーフ(市場)
サービス:ペットボトルの水(小)
ツアー所要時間:約3時間
掛かった費用:0円(自由行動で買い物をするとお金が掛かります)
サービスを利用するためには
カタール航空では、カタール航空便を利用する人を対象にドーハ乗り継ぎ時に無料の市内ツアーを開催しています。3時間弱の短いツアーですが、乗り継ぎが長い旅の途中の人にはもってこいの充実したサービスです。早速利用について詳細をご紹介します。
参加条件
- カタール航空便利用でドーハ(ハマド空港)を経由すること
- ドーハ乗り継ぎ時間が5-12時間であること
参加方法
1.ドーハに到着したらまずターミナルの中心へ行きます。この大きなクマさんが目印です。
2.そして、表示に従ってターミナルBの方へ歩くとすぐにツアーデスクがあります。
3.このツアーデスクで当日先着予約となり、4回/日設定されている約3時間のドーハ市内観光に参加可能です。
受け付け時間はツアーによって異なるため、ドーハに着いたらまずこのデスクに行き確認することをおすすめします。(写真は2017年4月時点のスケジュール)
4.受付時間より30分くらい前にデスク前に列ができ始めます。時間になるとカタール航空の担当者がデスクにやってきて順次申し込みとなります。その際にはパスポート、次の便の搭乗券が必要です。
5.受付が済んだらツアー集合時間まで自由に過ごし、集合時間にまたデスク前に集まると名前の書かれた即席カードを配布され、団体旅行のように担当者に誘導されて入国審査のレーンに横入りさせてもらい、普段通りの入国審査を各自受けてパスポートにスタンプが押されます。これで短時間入国ができます。
カタール入国には通常ビザが必要ですが、乗り継ぎである場合に限り96時間以内まで無料でカタールに入国できるように近年変わりました。(入国審査は各自行い、入国できるか否かは個々の入国審査によりますが日本人はほぼ問題ないようです。)
6.そしてツアーバスに乗り込み、3時間後に出国手続きレーンに戻って、またパスポートにスタンプを押されそれぞれ出発ターミナルへ向かうという流れです。
ものの数時間で入国、観光、出国がスムーズに行われ、カタール航空のみならずカタールという国を尊敬のまなざしで見つめつこととなったツアー体験でした。
参加時の注意
- 申し込みは早い者順
デスクの受付開始がツアーによって設定されています。一回の定員が30名程なので、確実に参加するためには受付開始時間より前にデスクに並ぶことをおすすめします。 - 乗り継ぎが短い場合は参加不可となる
次の便の出発時間によっては、いくら乗り継ぎが5時間以上あってもこのツアーには参加できないことがあります。少なくとも、次の便の2時間半前には空港に戻れる時間帯のツアーのみ予約ができるためご注意ください。 - 金曜は休日
私は失態してしまいドーハに金曜早朝着の便だったため、金曜の朝のツアーに参加しました。(結果的には失態にはならなかったです。)一般的に金曜はイスラム世界では休日で、金曜、土曜がいわゆる週末となっていてお店などは閉まっていることが多いです。特に金曜の午前中は大型スーパーを除いてかなりの確率で閉まっているため、カタール含む中東国の滞在はできれば金曜は避けた方がいいかもしれません。ただ、この無料市内ツアーに関しては、スークが少し閑散としていたくらいで、全く問題なかったです。その閑散気味のスークも、かなり広いため、閉まっているお店もありましたが、自由時間(40分くらい)では周りきれなかったくらいでした。 - 持ち物
ツアー参加の際にあると便利なのは、サングラス、薄手のパーカー、水、日焼け止め、食べ物
4月でもドーハは激アツの気温です。湿気もありますがやはり太陽の強さから身を守るために、サングラス、日焼け止めはあった方がいいです。そして移動バスは寒くなることもあるためパーカーがあると調整できてよいです。また、入国手続き、市内ツアー、出国手続きの一連の動きは、合計4時間以上かかると思った方がいいです。その間は飲み食いに制限がでるためお腹が空かないように何か持っているといいと思います。スーク(市場)の自由時間ではカフェやレストランに自由に入れるため、そこでアラブ食を試すこともできます。 - 現金を用意
この無料市内ツアー中にお金を使うことは基本的にありませんが、せっかくならスーク(市場)でスパイスを買ったり、お茶したり、金のアクセサリーなんかも気に入ったら買いたいと思うことがあると思います。私も何件かお店を周りましたが、カードはほぼ使えず現金のみでした。カタールのリヤルがあればもちろんベストですが、このツアーのみのために両替するならば不要です。ドルまたはユーロを持って行きましょう。小さいスパイス屋でもドル、ユーロで支払いができます。細かいレート換算はお店の人にお任せですが・・・。ちなみにドルやユーロは紙幣のみ有効なようなので、紙幣を細かく持っていると便利です。また、なぜか偽札を疑われるため、できるだけ綺麗なお札を用意した方がいいです。 - ツアーガイドの英語
ツアーは英語ですが、ネパールなど出身のガイドのためかちょこちょこ説明が聞きづらいことがあります。ただ、目で見て十分楽しめると思うので、そこはご愛敬で許してあげてください。とてもフレンドリーで面倒見のいいガイドさんです。
スークでのおススメの品
スーク・ワキーフではぜひお買い物、食事をしてみてください。
- スパイス
スークにはスパイス屋さんがたくさんあります。値段はあまり変わりませんが、現地の人で賑わっていそうなお店がおすすめです。多数あるスパイスの中でも、特にサフランは日本の4分の1程度で購入できるため、日本で買うより断然お得です。(10gで3,000円くらい)
- カジュアルレストラン
お店の名前がアラビア語表記で全く分かりませんが、スークの正面入り口のちょうど反対側のスークの端っこ(車の大通り手前)にある、ちょっと小奇麗なレストランがとても美味しかったです!ヨーロッパ人らしき現地在住者が食事をしていて、値段は少し高めかもしれませんが、もちろんドル払いOKです。
テイクアウトしたHummusとタブーレ、バクラヴァが最高に美味でした。
世界的にも評価の高いカタール航空
カタール航空は2016年に乗客が欠航、遅延、オーバーブッキングに見舞われた際に補償を受ける手助けをする「AirHelp」(AirHelpのサービスはこちら)のエアラインランキングで、80社近い航空会社の中で「顧客サービス」の1位にランクインされました。
昨今、主要航空各社が顧客サービスを縮小していると多くの利用者が感じているなかで、カタール航空の顧客サービスを主力商品として全面に打ち出している姿勢は業界の手本となるとAirHelpから評価されました。
実際、カタール航空のエコノミー機内サービスも各段素晴らしいというわけでもありませんが、全く問題がなく、快適に過ごすことができました。
私が何より気に入ったのが、スペインリーグのバルセロナのスポンサーの特権で制作した機内案内のVTRです。有名選手が登場し、サッカーの試合の様々なシーンを用いて安全確保や機内でのルールの説明をしています。
どの航空会社に搭乗しても、たいてい退屈なため真面目に見ることが少ないこの手のVTRですが、カタール航空のこれは面白くできていて利用の度に思わず見入ってしまいました。
いかがでしょうか。
ハイシーズンでもお得にヨーロッパに飛べるカタール航空
ドーハにも少し滞在できるこの無料市内サービスを使用して大型のお休みの計画をしてみてはいかがでしょうか。ちなみにカタール航空では頻繁に週末特別セールという更にお得にヨーロッパまで飛べる航空券の販売を行っています。ぜひ次の海外旅行の航空券チェックしてみてください。