100倍楽しい旅の作り方 と 日々見つける美味しいものを紹介します!
スウェーデン

一日で見れる可愛い街ルンドへ

旅好きなみなさん、こんにちは!

今回は私がよく遊びに行く、スウェーデンの第3の都市であるマルメ(Malmö)から、少し北に行った大学の街・ルンド(Lund)への日帰り1dayトリップお話です。

マルメはスウェーデンでは大都市、一方のルンドはマルメから電車で15分もしない距離ですが、こじんまりしていて静かな街です。

スウェーデンのマルメやルンドは、デンマークのコペンハーゲンのカストルップ(Kastrup)空港からも日帰りで訪れることが可能な都市です。

乗り継ぎで時間がある方は、ぜひデンマークからスウェーデンに足を延ばしてみてください ^^

今回は、電車アクセス情報、ルンドの街の見どころ、そして海外在住日本人に嬉しいおすすめのお寿司屋さんをご紹介します。

1kr(スウェーデンクローナ)≒13円
※2018年11月時点

ルンドへのアクセス

Öresundstågというデンマークとスウェーデンを結ぶ橋を走る鉄道(公式サイト)(英語可)で行き来が可能です。

順番としては、コペンハーゲン中央駅 – コペンハーゲン空港 – マルメ中央駅 – ルンド駅となっています。

コペンハーゲンの空港から
約40分(平日は5時~23時台まで20分間隔で運行※24時過ぎは1~2本のみ)
142kr
マルメ中央駅から
約15分(運行状況は空港発同様)
54kr(往復利用予定ならば24時間有効の72krのチケットがお得)

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いずれも土日は運行頻度が減ります。

最新のタイムテーブルはこちらの公式サイトで確認できます。チケットは駅の券売機(英語選択可)で購入可能です。

デンマークからスウェーデンに渡る時はパスポートを持っていくことをお忘れなく!!

当然ですが、電車で移動中に国境を越えることになります。

この国境越えには、パスポートの提示が必要ですので必ず携帯しておきましょう。スタンプなどは押されることはなく、車内でのチェックのみ行われます。

続いて街歩きの見どころをご紹介します。

ルンドの街歩き

ルンドの街はこじんまりしているため、一日あれば大抵の見どころを訪れることができます。

鉄道駅から徒歩で回れるため、日帰りで街歩きを楽しみたい方はぜひ歩きやすい靴で訪れてみてください ^^

ルンド大聖堂

ルンドの街のシンボルにもなっているルンド大聖堂は、駅から徒歩5分程で訪れることができます。

1100年代に建てられたこの巨大な大聖堂は、ロマネスク様式で威厳のある風貌です。

年間70万人が訪れている、スウェーデンでも極めて人気の高い建築物です。

観光客を引きつけるだけではなく、この大聖堂では日常的に様々なイベントが行われており、市民の活動の場としても重要な役割を果たしています。

圧巻のルンド大聖堂

大聖堂の中は広く天井も高いです。

外観も立派ですが、中に入ると細部からも重みを感じ一見の価値のある建造物です。

12月上旬からクリスマス前までの3週間は、大聖堂の塔に明かりが灯り幻想的な姿を楽しむことができるようなので、12月にルンドを訪れる時は必見です。

クリスマス前の大聖堂(by wikipedia)

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余談になりますが、スウェーデンではプロテスタントが主流で、人々は日常的に教会へ行ってお祈りするような習慣はほとんどありません。

食事の前のお祈りなども3年間暮らしていても一度も見たことがありません。

宗教的ではない私から見て、スウェーデン人がクリスチャンであると唯一感じるのが、子どもが生まれた時に洗礼を行う夫婦の姿くらいです。

それ以外に教会で行われるのは学校の終業式や卒業式くらいで、あとはクリスマスに合唱団が教会で歌うのを聞きに行くくらいです。

教会で結婚式を行うカップルをいますが、スウェーデンは、婚姻カップルに比べ事実婚カップルが多く、日本を始め欧米諸国と比べても結婚があまり重要な意味をなさないというのが私の感想です。

そのためみんなが結婚式を行うわけではありません。

また、事実婚カップルを含め離婚も多く、再婚や子連れ同士の再婚もかなり一般的です。

スウェーデンでは、お互いの気持ちが一番大切で、いづれかの気持ちが離れてしまったら無理をして一緒にいるよりも別れた方がお互いのためという考えが強いように思います。

スウェーデンはクリスチャンの国ではありますが、限りなく個人の意思と決定が重要な社会なのです。

ルンド大聖堂(Lund Domkyrka)

入場時間:月-金 8:00-18:00、土 9:30-17:00、日 9:30-18:00
入場無料

ルンド大学植物園

スウェーデンにはどの都市にも大抵「植物園」があります。

大学の研究のためだけではなく、市民の憩いの場として植物園は親しまれており、ルンドの植物園も入場料無料です。

植物園の入り口

スウェーデンの植物園がおすすめなのは、ありのままに近い自然が楽しめるのと同時に観賞用に手入れがされた草花も楽しむことができるところです。

私も今回、園内で野生のリスを何度も見かけました。

とってもすばしっこいのでなかなか写真に上手く収めることができませんでした。

駅から徒歩約15分程にある植物園ですが、今回は園内を一周して温室に入ってみることにしました。

温室は真中から北の方に位置していて、屋内外に席があるカフェが併設されています。ちょうど紅葉の季節で、とっても美しい景色を楽しむことができました。

温室の入り口

温室はいくつかのセクションに分かれていて、乾燥している部屋にはサボテンなどが生息し、湿った部屋には全く異なる種類の植物を見ることができます。

また一部の部屋には、特異な地域に生息する小さな鳥が放し飼いになっていて、間近で見ることができます。卵を温めている鳥たちはとてもキュートでした。

ルンド大学植物園(Botaniska trädgården)

会館時間:5月15日-9月15日 6:00-21:30、9月16日-5月14日 6:00-20:00(温室と温室横のカフェは11:00-15:00)
入場料金

スウェーデン土産屋さん

ルンドに立ち寄ったらぜひ訪れたいスウェーデンのお土産屋さんがあります。

GoogleMap上は「Lundaböcker」という本屋さんですが、おそらく最近新しくオープンしたお店だと思います。

外観も可愛らしいお土産屋さん

古い民家のような小さな一軒家の中に入ると、日本でも最近見かけるようになった北欧テキスタイルやダーラヘストの置物などが所狭しとぎっしり並んでいます。

スウェーデンのおばあちゃんの家の屋根裏のような雰囲気

手作りのものが多く、私も思わずバターナイフとチーズ用の小さな白樺のボードを購入しました。自分用にはもちろん、ぜひお土産探しに訪れてみてください。

スウェーデン伝統工芸品のお土産屋さん(地図上はLundaböcker)

会館時間:情報なし

コーヒー&紅茶専門店「Java Lund」

ドイツもそうですが、スウェーデンも街に必ず数軒は紅茶専門店があります。

紅茶、緑茶、ルイボスなど様々な茶葉をベースにしたたくさんのフレーバーティーが大きな缶入れられて並んでいて、量り売りされています。

紅茶専門店

このJava Lundは、街の中心にあるショッピングストリートの一角にあり、独自のブレンドティーも販売しています。

その名も「Lunda Blandning(ルンドのブレンドティー)」(100g・69kr)です。

もちろんパッキングされたお茶もたくさんあるので、量り売りを購入するのはちょっと、という方は可愛らしいパッケージのお茶を選んでみてください。

紅茶好きの私はパッケージのLunda Blandningを購入して、早速いれてみました。

緑茶ベースにレモンとマイルドな花びらをブレンドした香りが豊かなお茶でとっても美味です ^^

このお店のスペシャリティ「Lunda Blandning」

ここではコーヒー豆も取り揃えて販売しています。

店内には、日本でも人気のムーミンマグの北欧限定版やおしゃれな食器、調味料やスパイスなどもあり、紅茶好きでなくても楽しめるお店です。

紅茶専門店では、とてもスウェーデンらしさを感じられます。

ごく普通のスウェーデン人の日常を見ることもできて面白いためぜひ立ち寄ってみてください。そしてレジに並ぶときは、番号札を取ってから待つことをお忘れなく!

Teahouse Java Lund(コーヒー&紅茶専門店)

開店時間:月-金 10:00-18:30、土 10:00-16:00、日 定休

紅茶屋さんがあるショッピングストリートには、スウェーデンが誇るH&Mの路面店を始め、たくさんのお店が立ち並んでいます。

この通りをぶらぶらするのもルンド街歩きの醍醐味です。

おすすめのお寿司屋さん

スウェーデンではここ10年程、空前の寿司ブームでどの街を訪れても大抵寿司屋が10件はあります。

そのお味はピンキリなのですが、今回ルンドでお寿司だけでなく美味しいハマグリのお味噌汁が好きなだけいただけるお寿司屋さんを見つけました!

駅を出て右の方に10分程歩いた、街の中心部の端の方にある「Aiko Sushi」です。


このお寿司屋さん、間口は小さく見えますが、奥に広いレストランです。

そしてここの売りは「All you can eat」といういわゆるオーダー式のバイキングです。

時間制限なく平日は219kr、週末は239krでメニューにあるお寿司の他、みそ汁やサラダ、ちょっとした天ぷらなどをオーダー式で好きなだけ食べることができるのです。

もちろん、単品メニューもありますが、どう考えても「All you can eat」の方がお得です。平日はランチもやっています。

近年、スウェーデンではアジアンビュッフェが流行り、お肉やシーフード、野菜などの具材を自分でお皿に盛ってコックさんに目の前で炒めてもらう「バーベキュー」を目玉に、中華や寿司をビュッフェ台に並べるスタイルのレストランが街にいくつもあります。

しかし、そういう店の寿司は、本当に食べられたものではありません。

すし飯から話にならず、ネタはカピカピに干からび、種類はサーモンやアボカド、ヘンテコなベジ寿司くらいしかありません。

その点、このAiko Sushiはオーダー式なので、オーダーしてから作ってくれます。

ウナギやイクラもあって、他の寿司も大満足でしたが、私が一番感激したのが、恐らくハマグリと思われる貝の味噌汁も飲み放題なのです!!

しかも熱々の味噌汁が出てきます!!!海外在住者にとっては、熱々のみそ汁ほどホッとする日本食はないと思います。

このお寿司屋さんはゆっくりできて、居心地もよくぜひまた訪れたいお店です。

マルメにも姉妹店をオープンする予定とのことなので、期待したいです。

Aiko Sushi

開店時間:火-金 11:00-22:00、土-日 12:00-22:00、月 定休

おまけ:マルメでおすすめの高コスパなホテル

マルメで安く泊まりたい時におすすめなのが、マルメ中央駅から徒歩5分のMoment Hotelです。

ホテルが少なく、全般的にお高いホテルが多いマルメですが、このホテルはコペンハーゲンの空港から来るにもベストな立地で、かつ街中へも徒歩圏内のためとても便利です。

安く、便利に泊まりたい人には絶対おすすめのホテルです。

夜でも安全
– 駅から徒歩5分(スーツケースを引いてもラクラク移動可)
– 必要最低限の広さとアメニティ(タオル類と液体ソープ)が揃い、スタイリッシュで清潔
– シングルユースは、約7,000円/泊から
– 簡単なサンドイッチ朝食付き

 

シンプルで清潔な部屋

 

 

いかがでしょうか。1日で見れてしまう可愛らしいルンドに行ってみたくなりましたか?^^

クリスマス前のこの時期も、スウェーデンの街はデコレーションが可愛くてとてもおすすめです。少し寒いですが、ぜひ訪れてみてください ^^