100倍楽しい旅の作り方 と 日々見つける美味しいものを紹介します!
ブルガリア

ブカレストからヴァルナへのバス移動

旅好きなみなさん、こんにちは!

ヨーロッパでは陸続きのメリットを生かして色々な場所を容易に訪れることができます。

ルーマニアの首都ブカレストはヨーロッパの最東端ですが、近郊都市を訪れたい際にオススメなのが、ブルガリアです。

ブルガリアはルーマニアの真下に位置しています。首都のソフィアは西側にあるため陸路での移動はなかなかハードですが、ブカレストから比較的容易に陸路で訪れることができる都市がいくつかあります。

夏休みに特におすすめなのが、リゾート地・ヴァルナ(Varna)です。

今回は実際に行ってみたブルガリアの黒海沿岸ビーチのヴァルナへのアクセスについてご紹介します。

ヴァルナ一泊旅の概要

滞在時期:2018年7月上旬の平日
経費:2人で36,220円(お土産は除く)
移動手段:バス、タクシー

1RON(ルーマニアレイ)≒27円
1LEV(ブルガリアレフ)≒65円
※2018年8月時点

ブカレストからヴァルナ(Varna)までバスで行ってみた

実際に私たちが利用したのは、往路と復路で異なるバス会社です。

往路は深夜のマイクロバスで、ブカレスト市内を朝方4:30に出発して、8:45にヴァルナのバスターミナルに到着します。

復路は夜9:30にヴァルナのバスターミナルを出発して、夜中の3:10にブカレスト市内のバスターミナルの一つに到着します。

スポンサーリンク

往路概要

バス運行会社:Pegasus
料金:往路40.50レフ※時期により異なる
出発地点:ブカレスト市内の統一広場南のホテル「Horoscop」前

到着地点:ヴァルナのバスターミナル

トイレ休憩:二回(国境越えてすぐのルセ市内のバスターミナル、ヴァルナ到着1時間ほど前のガスステーション)

バスの種類:12人乗りのミニバス ※需要が高い時は大き目の車両になるそう

ドライバー:英語少々可 ※ドライバーによる

バスは時間ピッタリに出発地点にきました。

私と友人の他に、欧米人らしき女性二人組、男性二人、そしてよく分からないけれど出発時間過ぎてから現れて助手席に乗り込んだ謎の男性客。

その場で交渉して載せてもらったように見えて、お金を払ったそぶりもなく途中で降りて行きました。

Pegasusバス写真左にHoroscopホテルがある

車両は普通に清潔で、荷物は後ろのトランクに積むことも可能で、また小さければ頭上に置くこともできます。

出発して1時間半ほどでブルガリアとの国境です。

国境手前に、まず越境のための手数料をドライバーが支払うゲートがあります。この手数料はバス料金に含まれているため、乗客は何もする必要はありません。

そのあと、パスポートコントロールがあります。

するとドライバーが「パスポートを用意してください」と言うため、手元に準備します。ドライバーが回収し担当者に渡して、少々待ちます。

私たちの場合はものの3分で全員分のパスポートが返ってきたため、すぐに走り出しましたが、場合によっては数十分待つこともあるとドライバーが言っていました。

varnaパスポートコントロール前の越境のための通関

スポンサーリンク

国境を越えると20分程でバスターミナルに停車します。

ここではトイレ休憩と新しい乗客を乗せることがあります。トイレ休憩は5分程ですが、ドライバーにトイレに行ってくると言えば待っていてくれるため安心してください。

ルーマニア人、ブルガリア人はせかせかしていません(笑)

トイレは、女性用しか見ていませんが、2~3個あり決して清潔とは言い切れないですが、使用するには問題はありません。

入り口で2レイもしくは0.5レフを払い、トイレットペーパーを2~3枚分を渡されます。これだけでは絶対足りないので、必ず自分でポケットティッシュを持って行きましょう。※ペーパーは流さないでゴミ箱に捨てます。

varna一回目のトイレ休憩となるバスターミナル

そのまま走ると8時頃(到着1時間ほど前)にもう一度トイレ休憩がガスステーションであります。

私たちは相当眠くてトイレのニーズもなかったため利用しませんでした。

往路は時間的に暗く、またルーマニア側もブルガリア側も国境付近は見るものがほとんどないため、バスの中では迷わず寝ることをおすすめします。

一つおすすめなのが、実は国境はあの有名なドナウ川の真ん中に設定されていますが、パスポートコントロールは、ブルガリア入国時はブルガリア側で、逆にルーマニア入国時にはルーマニア側で行うことになっています。

そのため、国境を越える瞬間を見たい場合は、パスポートコントロールより前に橋を渡るため、その橋の上で「Bulgaria」という文字を見つけましょう。

ただ、このバスが通過する時は朝方なので、暗いとあまり見えないかもしれませんが・・・。

varna別の機会に撮影したルーマニア側から見たブルガリアとの国境

予定通り朝の9時前にヴァルナのバスターミナルに到着しました。

私たちはバックパック一つずつだったため、のろりくらりと歩いて街中まで向かいました。

私たちは途中で両替したり、カフェで朝食を摂ったりしましたが、街中までは徒歩30分程で着きます。

ちなみに2018年7月時点ではブルガリアの通貨レフとユーロ間は固定レート制でしたので、どの銀行でもレートは変わらないのだという理解でした。

ヴァルナのバスターミナルの入り口
こんな感じの大通りを街中方面に歩いていきます

◆街(観光案内所)までの経路◆

街までの道はさほど複雑ではなく、徒歩で30分弱です。

また朝ということもあり全く危険を感じることもなかったですが、疲れていたり心配であればタクシーを利用するとよいでしょう。(街まで約5レフ)

復路概要

バス運行会社:Flixbus
料金:13.99 USドル※時期により異なる
出発地点: ヴァルナのバスターミナル

到着地点:Autogara Militari

トイレ休憩:一回(出発から2時間半後くらいの国境直前のルセ市内のバスターミナル)

バスの種類:12人乗りのミニバス

ドライバー:英語可 ※ドライバーによると思われる

復路のバスはFlixbusでしたが、持ち込み荷物が一つまでで、大きさも規定があります。まるで格安航空会社(LCC)のようです。

厳密に確認していないような気はしまたが、車体が小さく荷物のスペースが狭いため、乗客の数によっては厳しく管理されていることが考えられるため、きちんと事前に追加荷物の支払いをしておいた方がいいでしょう。

ショッピングモールの目の前にバスターミナルがあって、便利
varna乗り場に行先(ブルガリア語と英語)が書いてあるため分かりやすい
varna帰りもミニバンのようなバス(トイレなし)

また復路は5時間40分の乗車時間となっていますが、するすると行くと早く着くことがあります。

しかし、いくらするする行ったとしても途中のルセ(Ruse)から乗ってくる乗客がいると、時間まで待たねばならず想定時間の到着となります。

早朝の場合、地下鉄やバスが運行していないため、アプリでウーバーを呼ぶと夜中でも10レイ強で街中のホテルまで帰ることができます。

varna真夜中の国境での入国審査

スポンサーリンク

お得なレートで外貨両替するなら【外貨両替マネーバンク】

バスでのアクセスのメリットと注意点

メリット

陸路で国境を越えるという貴重な体験ができる
飛行機よりも効率的
値段が安価
意外と安全・安心

注意点

パスポートを忘れずに!!!!
細かいお金を持って行こう!(トイレ)
ティッシュペーパーを持参しよう(トイレ)
飲み物を持参しよう
寝やすい恰好(脱ぎ着できる対策)で乗る
荷物の量に注意(バス会社によってはサイズの規制があるため)
Wifiを使えるようにしておこう

※ルーマニアでは、SIM(シム)カードおよび短期滞在にぴったりな格安なプランがあります。EU圏内で使えるとっても便利なプランなので、SIMフリーのスマホをお持ちならばぜひSIMカードを購入してみてください。

バス予約方法

私はこちらのバス総合検索サイトで検索してそれぞれのバス会社のオンライン予約へ飛びました。

そして値段、スケジュールなどを確認してカード決済のオンライン予約をしました。

予約完了後にはメールが送信されて、それを当日ドライバーに見せましたが、ドライバーは名前を控えていたため、特に予約票が紙で必要ということはないと思います。

ちなみに先にお話しした、ブカレスト出発間際に助手席に飛び乗った男性は、停留所ではないところで降ろしてもらっていて、お金を払ったそぶりはなかったので、「タダ乗り」ではないかと思います・・・。

復路でも同様のことがありましたが、ルーマニアやブルガリアは本当に「なあなあ」です(笑)

その緩さが、慣れると心地よいのですが、「きっちり」を求める場面では相当イライラさせられます。

 

ヴァルナまでのアクセスは、この他に、電車やバスでルーマニアの黒海沿岸の街・コンスタンツァに移動してからバスで南下する方法もありますが、コンスタンツァからのバスは運行頻度が少なく、短期間の旅行の場合には少々リスキーかもしれません。

さてさて、次回はヴァルナの見どころや美味しいレストランをご紹介します。