100倍楽しい旅の作り方 と 日々見つける美味しいものを紹介します!
マケドニア&コソボ

コソボ・プリシュティナを一日街歩き

旅好きなみなさん、こんにちは!

マケドニア・スコピエから日帰りで訪れたコソボの首都プリシュティナですが、今回は街歩きレポートです。プリシュティナは日帰りで十分楽しめる規模で、冬でもバスターミナルから何とか徒歩だけで回ることができました。通貨はユーロですが物価が安いコソボ。まだ観光地化していない今がとってもおすすめです!

1 EUR(ユーロ)≒125円
※2019年1月時点

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コソボ・プリシュティナのバスターミナルから市内へ

プリシュティナのバスターミナルから市内中心部へは少し離れていて、マザーテレサ通りまでは徒歩25分程です。私たちは、真冬でかなり寒かった(-3℃くらい)ですが歩いてバスターミナルから中心部まで行く過程で様々な観光スポットを回り、また徒歩でバスターミナルまで戻りました。

日帰り旅の場合は、身軽であることが前提ではありますが、徒歩観光は可能だと思います。私たちはスコピエを10時10分に出発するバスに乗り、12時くらいに到着し市内観光をして17時のバスでスコピエへ戻りました。

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バスターミナルから市内へは、バスを降りたところからバスターミナルを背に、以下の写真の方向へ進みます。

ガード下をくぐり抜け、右斜めの方向に進んでいくとターミナルから15分弱でビルクリントン像のある大通り(ビル・クリントン通り)に出ます。

ビル・クリントン像とブティック「ヒラリー」

いきなりクリントン像です。意外とあっさりと佇んでいます。

コソボ独立への道を開いた元アメリカ大統領のクリントン

ビル・クリントン像

そしてそのままビル・クリントン通りを北上するとすぐブティック・ヒラリーが。面白いです。

クリントン夫人・ヒラリーから名前をとったと思われるブティック

この日は1月2日でコソボでは新年の祝日だったため、ブティック・ヒラリーを含め市内のお店は閉まっているところが多かったです。

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マザーテレサ大聖堂

ビル・クリントン通りをそのまま進むとマザーテレサ大聖堂が左手に見えます。プリシュティナは想像以上に普通の街です。

ビル・クリントン通りの遠くからでもすぐに分かるマザーテレサ大聖堂

マザーテレサ大聖堂の入り口は大通り側ではなく、裏側です。大聖堂の手前で左に曲がって正面へ。

目の前が瓦礫(がれき)の山という何とも言えないコントラスト・・・

大聖堂の中は自由に入ることができ、もちろん無料です。とても新しく真っ白な壁に、カラフルで細部にも凝ったなステンドグラスが素敵です。

白が基調で綺麗な内装

私が気に入ったのがこの人物入りステンドグラス。説明書きが一応ありますが、全てアルバニア語だかセルビア語なので不明です、誰だか分からないけれど恐らくコソボに貢献したメンツなのでしょう。

かなりリアルに描かれたステンドグラス

マザーテレサ大聖堂

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国立図書館

マザーテレサ大聖堂の正面に立って、左側の道路を渡るとユニークな外観の国立図書館があります。

不思議な外観の国立図書館

もくもくした形なのに、フェンスのような囲いが全面的にある本当に不思議なデザインですが、これは実は読書の際に太陽光をダイレクトに入れないために工夫されたデザインと言います。1980年代に建築されたこの国立図書館は、旧ユーゴスラビア下で対立するセルビア民族とアルバニア民族に平和を祈るように、両方の民族を尊重したビザンチン様式とオスマン様式を融合させたと言われています。

この日は祝日であったため閉館日でしたが、通常は中に入れそうな雰囲気だったので、訪れた際はぜひ太陽光の入り方を感じてみてください。

近くにあったこれまた不思議な正教会らしき廃墟。立派なのに廃墟となってしまっているのが何ともコソボらしいです。

国立図書館

数少ないお土産屋さん

プリシュティナでは驚くほどお土産屋さんを見かけることがほとんどありませんでした。まだ観光地として注目されていないためでしょう。しかし、そこが素朴で面白いのです。

唯一見つけたお土産屋さんがこちら。国立図書館を出て、右の方に数分進むと広場に出ます。その広場の一角ある小さなお店です。

プリシュティナで唯一見つけた土産屋

民芸品、コソボ産ワイン、アメリカとアルバニアの国旗の友好ピンバッジなど購入になかなか至らないグッズが所狭しと置かれています。

小さいスペースに民芸品などがぎっしり

土産屋「Souvenir Shop」(Google Mapには載っていないが場所は以下)

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名物モニュメント「NEW BORN」

お土産屋さんを出て、NEW BORN像を見に行くことに。徒歩5分もしない変哲のない広場で見つけたNEW BORN像。

コソボ独立から10周年のため、一時的に「10」となっているようです。

モニュメント「NEW BORN」

メインストリートとクリスマスマーケット

NEW BORN像を後にして、観光のメインストリートと言われている歩行者天国・マザーテレサ通りを目指します。徒歩3分程で広場に出るとクリスマスツリーが。

コソボはセルビア系民族とアルバニア系民族の両方が共存していますが、プリシュティナはアルバニア系が多いようで彼らはイスラム教徒です。そのため本来クリスマスは祝わないはずですが、アメリカの影響でしょうか、広場にはクリスマーケットができており、1月2日でもまだ屋台がありました。

マザーテレサ通りが始まる広場

コソボ産というホットワインは、ヨーロッパ諸国のホットワイン価格の5分の1です!やけどするくらい熱く、甘くて、凍える寸前の私たちの体を温めてくれました ^^

コソボ産のホットワイン

このツリーのある広場からマザーテレサ通りが始まり旧市街まで続きます。

旧市街の街歩き

マザーテレサ通りが終わると大通り(M9)にぶつかり、旧市街の入り口にあるチャルシャ・ジャミーアというモスクが見えます。そこから旧市街を歩いてみました。

大通りの先が旧市街

旧市街に足を踏み入れるとまずはコソボ博物館があります。

コソボ博物館

祝日のこの日は休館日でしたが、月曜を除いて毎日開館しているようです。

コソボ博物館

 

プリシュティナの旧市街はあまりこれと言った見どころはありませんが、治安は全く問題なく、モスクがあったり、「Slutan(スルタン)」という、いかにもオスマンチックな名前のカフェがあったりして地味に面白いです。

学校の校舎のようなジム
カフェ・スルタン

そしてあちこちらにアルバニアの国旗が。

強烈に感じるアルバニアの国旗

更に旧市街を進み、市場の通りを見てみました。意外にも種類豊富な野菜や日用品が売られていました。

青空市場のような空間

市場(Google Mapには載っていないが場所は以下ホテル・イスタンブールの前の通りに店が並ぶ)

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ランチは老舗食堂で

ランチは、できるだけ地元っぽいものを食べたいと思い、賑わった食堂のようなレストランへ。お店のおじちゃんは明るくてフレンドリーでした。トイレの利用もできて助かります。

賑わっているレストラン「SHABAN」

マザーテレサ通りの北にある老舗「SHABAN」です。メニューはシンプルで多くありません。スコピエ在住の友人の勧めで一番ベーシックらしいQyfte(キョフテ)を頼みました。これらはマケドニアでも食べられているいわゆるバルカン地域共通のスペシャリティのようです。

おじちゃんは優しくフレンドリー
メニューは少なくてシンプルで安い

飲み物は飲むヨーグルト(笑)友人はスコピエでも飲みなれているアイラン(塩気のある飲むヨーグルト)をチョイス。

焼きたての絶品Qyfte(2ユーロ)と飲むヨーグルト(0.3ユーロ)※パン付き

ヨーグルトは味付けがなくさっぱりしていて意外とイケます ^^ 周りを見るとアイラン率が圧倒的に高いです。オーダーしてあっという間にサーブされるのはメニューの少なさとスケスケのキッチンで焼いているからでしょう ^^

店内でQyfteを焼いていて香ばしい

Qyfteは恐らく牛肉でした。臭みが全くなく、実に美味しいハンバーグです。味に飽きるとテーブルのパプリカパウダー(大して辛くない)をふりかけます。これがまた美味しいのです。

SHABAN

地元のスーパー

バスターミナルまで徒歩で戻る際に、スーパーに立ち寄りました。コソボ産のものを一生懸命見つけましたが、生産食品以外ではなかなか見つけられず、唯一発見したのが、コソボのメーカー製造のワッフルと、コソボブランドのフレーバーグリーンティーです。

ビル・クリントン通りにあるスーパー
いたって普通のスーパーだが、コソボ産のものは少ない
ワッフル(1.1ユーロ)とフレーバーティー(0.25ユーロ)

ワッフルはいたって普通の欧米で買えるようなワッフルです。

フレーバーティーはレモンとジンジャーの香りと味がしっかりして温まります ^^

スーパー「Albi」

いかがでしょうか。観光地としての目玉スポットにはイマイチ欠けますが、治安がよく人も優しいコソボ・プリシュティナ。マケドニア・スコピエからも日帰り旅が可能なのでぜひ訪れてみてください ^^

さて、続いては、マケドニア・スコピエ観光をレポートします。

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