100倍楽しい旅の作り方 と 日々見つける美味しいものを紹介します!
ルーマニア

ブカレストから電車で黒海沿岸のコンスタンツァへ!

コンスタンツァ

旅好きなみなさん、こんにちは!

先日、ルーマニアの黒海沿岸の街「コンスタンツァ」に電車で行ってきました!

ブカレストから電車で2時間半弱と実はそんなに遠くないコンスタンツァは、夏のビーチが有名でルーマニア人も1週間滞在するなど夏のバケーションシーズンにはとても混みあう観光地です。

今回は、観光客がまだ少ない時期だからこそ日帰りでも十分楽しめる、コンスタンツァのおすすめの観光スポットをご紹介します ^^

コンスタンツァ日帰り旅の概要

滞在時期:2018年3月末の土曜日(日帰り)
経費:300レイ(=約8,400円)(電車往復、バス、タクシー、ランチ)
移動手段:電車、バス、タクシー

1RON(ルーマニアレイ)=28円(2018年6月時点)

ブカレストからのアクセス

ブカレストからは北駅(Bucharest Nord駅)から電車が出ていて、コンスタンツァ駅まで2時間〜2時間半で行くことができます。

電車は2時間に一本程度なため、事前にルーマニア国鉄のWebサイトにて予約しておくとよいです。

当日の購入は駅の販売窓口が激混みするのと、座席が空いていない可能性が高いため、乗車券は前日までに購入することをおすすめします。

また、乗車券はネット購入の方が少し安くなっています。

電車利用の際のコツ、一等席と二等席の乗り比べについては以下の記事を参照ください。

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今回、コンスタンツァの往復は前日に北駅の券売機での購入をトライしてみました。

一応英語を選ぶことができますが、少し複雑な券売機で私も後ろに並んでいた学生風の男性に助けてもらいました(笑)

やはりネット購入をおすすめします。

券売機での購入ですが、二等席は片道60レイでした。(ネット購入では54レイ)

ルーマニア国鉄国鉄「CFR」

駅から市内中心部へのアクセス

コンスタンツァの駅から市内中心部のショッピングストリートまでは1.5kmくらいなので、真夏や真冬でなければ歩くことができます。

徒歩以外にはバス、タクシーが利用できます。

残念ながら2018年3月時点で、ウーバー(Uber)はコンスタンツァでは利用不可です。

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カジノ跡がある海のエリアまでは駅からバスが出ていないようなので、私はバスで中心地の海岸沿いであるバス停「Centru」まで行って、徒歩で観光エリアへ行きました。

バス乗り場は、駅前ですが、チケットを買うのは駅前の真ん中あたりにある券売窓口です。

街中ではバスチケットを買える場所がなかなかないため、バスを複数回乗る予定であれば駅前で買っておくことをおすすめします。

駅前のバス乗り場

一回券は1.5レイと激安です。

街までのバスはいくつかありますが、3月時点では30本に1本程度なので少し不便です。

夏は頻度があがるようで15分に1本くらいはあるようです。

街までのバスは現地で最新情報を確認した方がよいですが、5-40という路線は比較的本数があります。土日含め朝は5:30から夜は23:00頃まで運行しています。

バス車内

バスは前でも後ろでも開いているドアからどこでも乗ることができます。

乗ったら必ず打刻機に通して打刻します。

Centruまでは5駅で15分弱で、バスは毎停留所に停まるため降り損ねることはありません。

バス車内の打刻機でチケット打刻

◆バスチケットの種類◆
1回券:1.5レイ
2回券:3レイ(1枚のチケットですが、2回目に乗る時は反対側を打刻します)
1時間:2レイ
24時間:5レイ
7日間:30レイ

Hop On / Hop Offのシティーツアーが夏季限定運行

調べたところ、今年(2018年)の6月16日からは夏季限定の観光客向けのシティツアーバスが運行を開始しています(6月16日から9月15日まで運行)。

その名も「シティーツアー」と言って、ルートは駅前からカジノ跡などの市内の観光スポット、コンスタンツァ北部のママイアビーチまで75分かけて走り、毎25分間隔で運行しています。

片道は3レイで、1日乗り降り自由の場合は5レイとなります。これはとっても安く便利に観光できそうですね。

夏季限定のシティーツアーバス

◆料金◆
シティーツアーバス(片道):3レイ
シティーツアーバス(1日乗り降り自由):5レイ

◆運行時間◆
6月16日~6月30日までは09:00~18:00
7月1日~8月31日までは09:00~22:00
9月1日~9月15日までは09:00~18:00

詳しくはこちらのサイトを参照ください。(ルーマニア語のサイトですが・・・)

シーズンオフのビーチを歩くには

泳ぐことはできませんが、せっかく黒海沿岸を訪れたなら、素敵な海岸沿いを歩きたいと思いませんか?

バスの停留所「Centru」で降りた私たちは、まず春の海辺を歩くことに。

降りたバス停から少し戻る感じで歩くとすぐに海岸が見えます。

高台になっているためとても眺めがよいです ^^

バス停「Centru」付近からの眺め

下に降りる階段があるため下りビーチに出ることができます。

3月末で天気も曇りだったため風が冷たくかなり寒かったです。ブカレストが温かくても、コンスタンツァへ行く際はブカレストの-10度を覚悟して行った方がよいです。

海岸は綺麗で、貝殻が山ほどありますが比較的歩きやすいです。

貝殻たくさんの浜辺綺麗な貝殻も見つけることができる

また市内に出るために海岸沿いから上がり、海を眺めることができるカフェを見つけたのでお茶をすることにしました。

少し晴れてきてとても良い景色を楽しむことができました。

コンスタンツァのカフェ海を眺められるおしゃれなカフェ

Zorile Mării S.R.L.

コンスタンツァの見どころ

コンスタンツァはルーマニアが輸入している貨物の半分以上が通過すると言われていて、商業都市として重要な役割を果たしてきた街です。

紀元前からギリシャとの関係が強いため、現在でもレストランや街中ではギリシャの音楽などをよく耳にします。

ローマ帝国時代はコンスタンティヌス帝の統治下となり、その影響から現在のコンスタンツァという名前が付けられたと言われています。

コンスタンツァは小さな街なので大抵の観光スポットは徒歩で回れます。

海沿いの道を北上すると3kmくらいで夏のビーチスポットととして有名なママイアビーチがありますが、さすがに徒歩では無理そうで、かつ3月はオフシーズンのため今回は訪れないことにしました。

  • ショッピングストリート
    カフェを出て右に進み、海辺を背に内陸の方へ5分ほど歩くと、ちょっとしたショッピングストリートがあります。小さなブティックやパン屋さんなどが並んでいて、ショッピングストリートの終わりにはショッピングセンターもあります。
  • オヴィディウ広場
    ショッピングストリートの終わり(ショッピングセンターあたり)を左に曲がって進むと20分くらいで先ほどとは違う海辺にぶつかり、国立歴史考古学博物館などがある広場、その先にはカジノ跡などのある観光エリアに行くことができます。

    コンスタンツァ国立歴史考古学博物館やモスクのある広場
    コンスタンツァギリシャ・ローマ時代の作品も収蔵している国立歴史考古学博物館
  • カジノ跡
    1910年ころ当時の国王カロル1世により建てられたアールヌーボー様式の豪華な建築物で当初はカジノとして、その後チャウチェスクの社会主義時代にはレストランとして利用されたそうです。チャウチェスクの独裁が終わった1990年頃、貧困真っ只中のルーマニアにはこの豪華な建築物を維持するお金がなく閉鎖に追い込まれたといいます。あまりにしっかりと建てられたために修繕には大掛かりな工事が必要で、そのお金は現在もねん出されずに、廃墟と化しています。廃墟であってもその立派さは訪れる観光客を魅了しており、「カジノ跡」としてコンスタンツァの観光スポットの一つとして人気があります。

    コンスタンツァ廃墟になっても立派なアールヌーボー様式のカジノ跡
    コンスタンツァ海辺をバックにすると映えるカジノ跡

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おすすめのシーフードレストラン

ルーマニアに唯一ある海が黒海ですが、ブカレストで食べられる魚と言ったらほとんどが川魚もしくは輸入のサーモンです。

しかし黒海沿岸ではシーフードを楽しむことができます。

実際に訪れて素敵だと感動したのがこちらのシーフードが人気のレストラン「Suada」です。

2人でスープ、前菜、メイン、リゾットにレモネードで170レイでした。

コンスタンツァ海沿いに軒を連ねるおしゃれなレストラン

ブカレストに比べ、英語の普及率が高く店員さんもフレンドリーです。

観光地のため外国人にも慣れているというのがよく分かります。

コンスタンツァ目にも美味しい素敵な盛り付け

ご飯が美味しくて見た目の飾り付けもセンスが良く、ルーマニアでは極めて洗練されたお料理でした!

おすすめは、イカの黒いリゾット(50レイ)で、味付けが絶妙でペロっと平らげてしまうほど美味でした。

店員さんのサービスもよく、帰り際にはタクシーも呼んでくれました。

この並びには、他にも気になるおしゃれなレストランがいくつかあるため、次回は別のお店を訪れたいと思います ^^

Suada

コンスタンツァでタクシーに乗る場合

コンスタンツァでタクシーに乗る場合は、流しのタクシーでも問題ないと地元の人は言いますが、外国人の私たちにはやはり少しハードルが高いと思い、レストランで呼んでもらったタクシーの運転手がとてもフレンドリーで信頼できる人だったのでこちらで紹介します(笑)

年中コンスタンツァでタクシーを運転しているようなので、安心してタクシーに乗りたい人はどうぞ彼を呼び出してください。

もちろん英語も問題ないです。

顔出しOKをもらい、携帯番号を載せることも了承してもらったので、こちら(+40-721-597-308)に電話をしてみてください。

日本人と分かるときっと私が宣伝したのだと理解することでしょう ^^

コンスタンツァコンスタンツァに詳しくフレンドリーなタクシードライバーのValiさん

タクシーは駅から市内までなら10分で着いて、10レイ程度です。

その際は1レイ程度のチップを載せてあげるとスマートです。

エフォリエ・ノルド(Eforie nord)へのアクセス

私たちは、黒海名物の泥パックを体験したいと思い、コンスタンツァの南に位置するエフォリエ・ノルドという街にこのValiさんのタクシーで向かいました。

市内からエフォリエ・ノルドまでは50レイ程度と言われ了承し出発です。レストランからタクシーで20分程でエフォリエ・ノルドに着いて、Ana hotelの泥スパにトライしようとしたら、まさかのホテルが休業中でした(泣)

観光オフシーズンだからでしょうか。4/15までメンテナンス休業だそうで、ドライバーのValiさんがホテルの事務所に電話をしてくれました。

ついでに近くに別の泥スパがないか聞いてもらうと3つあると!

期待を胸に一箇所を尋ねるととても良さそうなスパ付きのホテル「Mirage」でした。

しかし、基本的に事前予約必須で、2人同時ならば16時からなら空いているというのですが、私たちは17時の電車でブカレストに帰らねばいけなかったため断念。

他の2箇所はオフシーズンだからか土日はお休みでした。

泥スパへの期待を捨てきれず、仕方ないのでそのままタクシーでコンスタンツァ市内に戻ってもらい、カジノ跡の前で降ろしてもらいました。

スパのために急いでコンスタンツァ市内観光を済ませてたためタクシーで通りかかっただけのカジノ跡を見ることに。

そのまま広場までブラブラあるいておしゃれなカフェで珍しいラテをいただき、再度Valiさんに電話をしてコンスタンツァの駅まで送迎を頼むことにしました。

無事、電車出発の15分前に駅に到着してブカレストまで帰りました。

コンスタンツァ種類豊富なフレーバーカフェが楽しめる

Take 5 Coffee

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コンスタンツァに行く際に注意したいこと

  • 服装
    コンスタンツァは海沿いのため風がとても強いです。そして気温もブカレストと比べて低く、体感温度は極めて低いです。夏はまだしも、春や秋に訪れる際はマフラー、手袋を必ず用意し、冬用のコートを着ていくことをおすすめします。
  • 歩きやすい靴
    コンスタンツァだけであれば徒歩で歩き回れるため、徒歩で歩く前提ならばスニーカーで行くと浜辺も街歩きも楽しむことができます。
  • 事前チェック
    オフシーズン中(秋から春にかけて)は、ホテルやスパ、レストランも休業している場合があるため、事前にチェックをするのが無難です。

泥パックは夏にリベンジすることにして、みっちり詰め込んだ日帰りコンスタンツァ旅、とても楽しく充実の1日でした ^^