旅好きなみなさん、こんにちは!
今回は、ミンスクから離れて、100km程郊外にある小さな地方都市を訪れます。ニャシュヴィシュとミールです。この2つは実は、ベラルーシにある3つの世界文化遺産の2つです。ミンスクを離れた、昔ながらの街並みと、隣国との深い歴史を知ることができ、ベラルーシのまた違った一面を見ることができて、とても充実した日帰り旅行でした。
1BYN(ベラルーシ・ルーブル)≒53円
※2018年11月時点
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ベラルーシ・ミンスク2泊旅の概要(費用は2人旅の1人分)
滞在時期:2018年11月下旬の週末
経費:航空券33,000円(ブカレスト往復)、ホテル代11,400円、その他移動や食事(お土産は除く)9,800円
移動手段:タクシー、Uber、地下鉄、バス、知人の車
旅の目次
- 魅惑の国・ベラルーシへの入国、空港、市内へのアクセス
- ミンスクの観光スポット
- ミンスク公共交通機関の利用方法
- 郊外日帰り旅(世界遺産のお城「ニャシュヴィシュ」と「ミール」)
- ミンスクのおすすめのホテル
- ミンスクのおすすめのごはん屋さん、外せないお土産
ニャシュヴィシュ城(niasvizh castle)
まずは、知人の車で100km程、南西に走り1時間程で小さな街・ニャシュヴィシュへ着きました。手前のチケットセンターでチケットを購入し、お城まで5分強歩きます。
ベラルーシという国の現在の国土の大半は、実は13世紀から18世紀にかけて、リトアニア大公国に属されていました。リトアニア大公国は、現在のリトアニア、ベラルーシ、ウクライナの大半とポーランドの一部を統治していた国家です。
ニャシュヴィシュは、16世紀ごろにリトアニア大公国でも屈指の影響力と財力を誇るラジウィル(Radvil)家に与えられた地域で、ニャシュヴィシュ城は、それ以前に建てられた城の土台を利用して16世紀に建てられた城です。お堀に囲まれた立派な姿で、18世紀にロシア軍によって略奪されたものの置き去りにされた城でしたが、その後ラジウィル家が奪還し、さらに1900年代前半に赤軍(ソ連地上軍)に占拠されるまで、ラジウィル家が補修を行い維持したものだそうです。
2005年、この城を含むニャシュヴィシュの関連建造物が世界文化遺産に登録されました。
写真を撮り損ねましたが、お城の入り口兼出口にはお土産屋さんもあります。私はラジウィル家の紋章「R」がついた小さなランチョンマット(2.2ルーブル)を購入しました。
入場料:14ルーブル(時期により料金が異なります)
見学所要時間:2時間
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ミール城
ニャシュヴィシュを後にして、再び知人の車で今度はミール城を目指します。20分強で大きなエンジ色のお城が見えました。
このミール地方もかつてラジウィル家のテリトリーでした。ミール城が建てられたのは16世紀初めでゴシック様式だったのを、16世紀後半にラジウィル家によってルネッサンス様式に改築されたそうです。また、第二次世界大戦ではドイツ軍の強制収容所として使用されていたため、お城の中には拷問のための器具も展示されています。
たまたま私たちが訪れた時に、ベラルーシ人の結婚パーティーが城内で行われていたようで、素敵な新郎新婦の写真撮影をパシャリとしてみました ^^
入場料:14ルーブル(時期により料金が異なります)
見学所要時間:2時間
ミール城地下のレストラン
私たちはちょうど昼だったため、ミール城の中庭から地下入って右にある、ベラルーシ料理のレストランで昼食を取りました。
私は田舎風スープ5.5ルーブル、豚のグリル・チリソース添えが確か27ルーブルくらいでした。スープは1人で食べて、豚のグリルは200g以上あったので友人と2人で分けましたが、見事に満腹で、1人1つは確実に食べきれなかったと思います。この豚肉の柔らかさにとても感動しました。こんなに柔らかくてジューシーな豚肉は滅多に出会うことがありません。スープは日本人が好きな素朴な優しい味でもっと飲みたいくらい美味しかったです。
実はレストラン以外にも、このミール城内にはホテルもあって一般客が宿泊可能です。時間に余裕がある場合はぜひ宿泊してみてはどうでしょう。
ミール城地下のレストラン(Knyazheskiy dvor)
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アクセス
今回私は知人の車で案内してもらったのですが、こちらのブログでミンスクからニャシュヴィシュ城とミール城を日帰りで自力訪問された方のアクセスが参考になるかと思います。
季節が冬でなければ、ニャシュヴィシュの街中を歩いてみたり、ミール城の周りを散策してみると気持ちよさそうです。さて、続いてはミンスク観光に便利なホテルの紹介です。