100倍楽しい旅の作り方 と 日々見つける美味しいものを紹介します!
ベラルーシ

魅惑の国ベラルーシへ2泊3日(入国、空港、SIMカード、市内アクセス)

旅好きなみなさん、こんにちは!

先日、ブカレストも既にとっても寒い中、極寒のベラルーシへ旅してきました!

みなさんはベラルーシという国をご存知ですか?実は2018年7月より、日本を含む74か国のパスポート保持者はビザなしで最大30日間ベラルーシに滞在できるようなりました。

それまではロシア同様に旧ソビエト体制らしい面倒なビザ取得が必須であったのですが、とても敷居が低くなったため、観光客がまだ少ないうちにベラルーシを見てみたいと思い、極寒の中ですが初訪問しました。

数回に渡って、空港の様子、スマホのSIMカード購入、とても便利な地下鉄の乗り方、おススメホテルやベラルーシのご飯など観光情報も盛りだくさんでお伝えします!

1BYN(ベラルーシ・ルーブル)≒53円
※2018年11月時点

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ベラルーシ・ミンスク2泊旅の概要(費用は2人旅の1人分)

滞在時期:2018年11月下旬の週末
経費:航空券33,000円(ブカレスト往復)、ホテル代11,400円、その他移動や食事(お土産は除く)9,800円
移動手段:タクシー、Uber、地下鉄、バス、知人の車

旅の目次

  1. 魅惑の国・ベラルーシへの入国、空港、市内へのアクセス
  2. ミンスクの観光スポット
  3. ミンスク公共交通機関の利用方法
  4. 郊外日帰り旅(世界遺産のお城「ニャシュヴィシュ」と「ミール城」)
  5. ミンスクのおすすめのホテル
  6. ミンスクのおすすめのごはん屋さん、外せないお土産

ベラルーシ旅の前に知っておくべき事と事前準備

ベラルーシに行きたい!となったらまず知っておくべきことがあります。

これを知らないと空港へ降り立っても入国できずとんぼ返りせざるを得なくなってしまうため、しっかり準備しましょう。

ミンスク空港

ベラルーシへの入国の際の注意点は、

1.ロシア経由を避ける(ロシア経由で来る場合は、別の手続き(ビザ)が必要)
日本からはもちろん、ヨーロッパ内からベラルーシに渡るにも、直行便は少なく、経由便を利用することがほとんどです。そこで気を付けたいのが、ロシア経由の航空券は避けることです。ロシア経由でベラルーシに入国するためには別途ビザの申請が必要で、これはかなり面倒な手続きになります。ビザなしでシンプルにベラルーシに入るためには、ロシア以外の国を経由しましょう。

2.必要な現金もしくは残高証明(英語版)を用意
ベラルーシ政府が求めている最低金額(1日あたりBYN 49 = EUR 20 = JPY 2580)分の現金もしくは銀行の残高証明を持参し、証明する必要があります。

ちなみに、両替可能な通貨ですが、米ドル、ユーロを始めいくつかありますが、日本円は両替不可能なケースが多いです。

空港内の両替所の電光掲示板

ホテルやスーパー、ショッピングモール内はカードが使えますが、市場、地下鉄、バスなどは現金を用意しましょう。

3.旅行保険に加入
入国時には、旅行保険に加入していること(死亡保証金が1万ユーロ以上のプラン)が求められます。ただ、日本でこの基準を満たす海外旅行保険に加入して、その証明書を持って行っても入国審査時に認めてもらえないケースが多いです。

もし日本から数か国周遊のために旅行保険に加入するとしても、ミンスクの空港の入国審査直前にある、現地の保険会社で4ユーロ程で買える旅行保険に加入せざるを得ない覚悟で行きましょう。大した経費ではないので、入国審査手続き料とでも思えば安いです。

4.外交パスポート、公用パスポートの場合は別途ビザが必要なため要注意
このビザなし最大30日間の滞在可能というのは、あくまで一般パスポートが対象です。

万が一、あなたや一緒に旅する人のパスポートが外交パスポートや公用パスポートの場合は、ビザ申請が必要になるため、最寄りのベラルーシ大使館に相談してください。ホテルの予約確認書や保険加入証明書などが求められますが、おおよそビザ取得が可能です。

首都ミンスクの空港(インターネットとSIMカード購入)

ミンスクの空港では、一応無料Wifiがあります。

が、電話番号を登録して、その番号にSMSでコードを送信し認証するタイプのため、海外旅行客にはかなり不利なWifiです。

私は、通常EU内しか利用できない契約のためSMS受信は不可能ですが、日本の大手キャリア(ドコモ、ソフトバンク、auなど)を利用している場合は、海外で利用できる状態ならば「機内モードの解除」などで、SMSを無料受信可能となるため、事前に確認しておくとよいです。

私も空港に着くまでは、2泊3日だし、無料Wifiでしのごうと考えていましたが、このSMS認証タイプのWifiに直面し嫌な予感がしたため、空港でSIMカードを買うことにしました。そして街中のWifiも見事にほとんどSMS認証タイプでした。

でも安心してください。この国は、SIMカードが激安のため、スマホはSIMフリーを用意して、SIMを入れ替えて使うのが便利です。

ベラルーシ旅行はロシア語が話せない場合には、自力で旅をするにはスマホが必須です。若い世代でも英語が理解できて話せる人はかなり限られるため、移動や現在地把握などにGoogleMap海外旅行ではGoogleMapを活用)が大活躍です。

空港でSIMカード購入するには、2つの携帯会社があります。通話なしのプランなら最安値は「Life:)」という会社の4GBプラン(6.5ルーブル)があります。絵文字が社名になっている何とも愉快な会社です。Lifeのカウンターは到着ロビーからエスカレーターで上がった2階の出発ロビーの真ん中あたりにあります。もう一つのMTCは到着ロビー左に行くとあります。

販売カウンターは小さいため見逃さないように!

私たちはインターネットさえあればUber(ウーバー)も呼べるし、連絡も取れるため、通話なしで安いLifeの4GBプラン(6.5ルーブル)を選びました。

カウンターのお兄さんも英語が通じて、SIMカードの入れ替えも手伝ってくれます。Lifeは支払いは現金のみで、細かい現金を求められるため、空港の銀行両替所で細かくしてもらうとスムーズです。

Life:)のSIMカード。親切にもSIM入れ替えのための安全ピンまでくれた。

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空港で両替

ベラルーシ・ルーブルへの両替は、2階の出発ロビーのカウンターを前に見て左手に2件あります。

米ドルか、ユーロを持参すると両替に困ることはまずありません。

市内の方が若干レートは良いですが、大金の両替でなければ特に気にすることはないと思います。

空港から市内

空港から市内へ40kmほど離れており、バス、タクシー、ウーバーが利用可能です。

バスは市内の中央駅まで行くことができます。料金は約4ルーブルで、空港内の券売機から購入できますが、荷物がある時やホテルが中央駅の近くでない場合は、タクシーをおすすめします。

私たちもミンスクホテルという中央駅から歩くと20分くらいのホテルだったため、タクシーを利用しました。

タクシーは、事前支払いが可能な正規カウンターが空港内にあります。到着ロビーをひたすら左に進むと、薄暗い中にタクシーカウンターがあります。

分かりずらいタクシー予約カウンター
ドライバーが車まで連れて行ってくれる

市内のホテルまでは30ルーブルでカード支払いOKです。支払いを済ませ5分くらい待つと、ドライバーが迎えに来てくれて乗り込むと目的地まで連れて行ってくれます。

また市内ではUber(ウーバー)のアプリをダウンロードすればタクシーより比較的安価に、しかも言語不要で移動可能です。

しかも支払いにクレジットカードを登録可能なため現金不要で金額で、支払いに揉めることもないので安心です。市内から空港に向かう際は、Uberを利用し、34ルーブルでした。(ミンスクホテルでタクシーを呼んだ場合は45ルーブルだったため、お得でした ^^)

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空港に着いて思うこと

ミンスクの空港は規模は小さいが表記が分かりにくいため迷うかもしれません。お帰りの際は、時間に余裕をもって空港へ行くことをおすすめします。

ミンスクの国際空港に降り立つとまずびっくりするのが、中国語があちらこちらに表記されていることです。

さすが同じ社会主義の同盟国だからでしょうか。この空港が中国によって建てられたという経緯もあり、空港から市内へのゲートにも中国語がでかでかと掲げられています。中国人観光客が見当たるわけでもないため、少し異様な印象です。

第三言語が中国語

ベラルーシ入国の際は、審査の窓口で担当の若い男性でしたが、私のパスポートを巨大虫眼鏡のようなもので何度も入念に調べていました。

恐らく偽造パスポートでないことをチェックしていたのでしょう。その姿が失礼ながら妙に滑稽に思えてしまい、笑いをこらえるのに必死でした。一昔前は全世界で似たようなことをしていたのでしょうね。

滞在中に面白いと思ったのが、「コントロール」です。

入国審査から始まり、空港でSIMカードを買うとき、ホテルでチェックインをする時など、パスポートを預けて、写真まで取られるのです。この国では、入国する全ての人を徹底的に把握し、コントロールしているのです。

よく、海外の友人が日本を訪れた際に「日本のお店は危機感がなさすぎる。どうしてお店の外に品物を並べるの?盗んでくださいと言っているのと同じじゃない。」と言われて返答に困るのですが、このベラルーシでも日本と同じ感覚を味わいました。

携帯のSIMを買った際に、お金を払っていないのにも関わらず、お兄さんはSIMカードの封を切り、その場でスマホに入れろとSIMカードを渡してくれて、私たちが装着できるまで見守ってくれたのです。

海外一般的にこのようなことはまず起こらないため、友人と笑ってしまいました。「このお兄さん、私たちがこのままお金を払わずに走って逃げたらどうするのだろうね。」そして、そのあとすぐに理解しました。「入国でもSIMカード購入でも、パスポートと顔写真を登録されているんだから、逃げられないんだもんね、ここからは。」日本とは違う暗黙のルールを実感したのでした。

このことは、この後ミンスクの街中を観光している時に感じた、この国の治安の良さにも繋がるのでした。

勝利広場

ビザなし滞在を許可し始めたばかりのベラルーシ、観光客がまだ少ない今のうちにぜひ訪れてみませんか? ^^

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