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ルーマニア

ルーマニアの通貨とチップ事情

ルーマニアの通貨

旅好きなみなさん、こんにちは!

ルーマニアはEU圏国ですが、独自通貨の「レイ(LEI)」が使われています。

ですが大金が必要な場合、例えばホテル宿泊や家賃などはユーロで支払うことが一般的で、時にはユーロでの支払いのみとなる場合もあります。

今日はそんなルーマニアの通貨とチップ文化についてお話します。観光でブカレストに来る際の参考にしてみてください。

ルーマニアの通貨

ルーマニアの通貨
ルーマニアの通貨は「レイ」です。単数は「レウ」といいます。通貨の公式表示では「RON」です。

レート

最近は円安でレイもユーロもあまりレートがよくないため、現地通貨のキャッシングのできるカード(新生銀行やシティバンク)を持参し、ATMで纏めて引き出すことをおすすめします。

ちなみにルーマニアの銀行でユーロからレイへの換金ができますが、上記の実勢レートよりだいぶレートが悪くなることを知っておくとよいと思います。

そして日本円からの換金はなかなかできないため、観光に来るときはユーロを持ってくることをおすすめします。

1レイ=29円
1ユーロ=132円
1ユーロ=4.5レイ
※2017年10月時点

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支払い時の注意

100レイ札以上は嫌がられる

比較的物価が安いルーマニアなので、カフェやスーパーでの小さな買い物の際には、大きい紙幣は嫌がられることがあります。

外国人であれば仕方ないと受け取ってもらえますができるだけ小さいお金を持っておくと気持ちよく会計ができるでしょう。

「バニ」は切り上げられたリ切り捨て捨てられる

ルーマニア通貨レイには1レイの下に「バニ」というコインがあって、1レイ=100バニです。このバニがまた厄介なのです。

コインを扱いたがらないルーマニア人が多いので日々コインが溜まってしまいます・・・。

そして会計時に例えば16.58レイだったとすると、店員によって16.5レイとしたり16.6レイとしたり、はたまたきちんと16.58レイとして細かいお釣りをくれたりとかなり適当なのです。

店員によって切り捨て、切り上げの感覚が異なるため臨機応変な身のこなしが必要だったりします。笑

チップについて

ルーマニアは基本的にチップ文化で大抵金額の10%をチップとして上乗せするのですが、どんな時に必要でどんな時には要らないのか経験上纏めてみました。

チップ必要

チップ
  • タクシー
  • レストラン
  • カフェ
  • ホテルのポーター

チップ不要

ファストフード
  • ファストフード
  • ケーキ屋さん
  • 売店
  • スーパー

チップを強制的に取られることも

実際私がよく遭遇するのが、こちらがチップを払わないことを見越してチップ込みの価格を請求されることです。例えば行きつけの定食屋さんではその日の店員によって同じメニューの金額が異なるのです。つまり、9レイのスープのはずが、店員によってはチップを貰えないことを見越して9.5レイとレジを打つのです。定食屋さんなどは価格が明示されていないところもあります。基本的に物価が安いため特段高くなることはまずないと思いイチかバチか買ってみることもあるのですが、価格が日によって違うとはさすがルーマニアです。

タクシー事情とチップ

ルーマニアのタクシー事情は根が深いです。

ブカレストにはメジャーなタクシー会社と個人タクシーのようなよく分からないタクシー会社が散在しています。

そもそもブカレストのタクシー料金は最低料金の設定がありません。タクシー会社が勝手に設定できてしまっているのが問題だと言われています。メジャーなタクシー会社は比較的明確な料金システムで利用でき、ドアの窓に最低料金の表示がされていて、市内であれば

1.39レイ(約40円)/km程度で破格です。

タクシー
「なんと素晴らしい料金体系!」と思うかもしれませんが、しかしこの破格な料金には裏があります

それは、数キロの乗車の場合はかなりの確率で断られることがあるという事実です。

これらの会社の給与形態については分かりませんが、彼らとしては自分の収入になりにくい距離の走行は避けたいのです。

また、メジャーではない個人タクシーが多くを占めるいわゆる「流しのタクシー」を拾うときには注意が必要です。

明確な料金設定はされておらず、メーターもないタクシーがとても多いです。

そして個人タクシーの場合、タクシーの元締めをしている会社がドライバーからかなりの手数料を搾取しており、ドライバーの取り分がかなり少ないとも言われています。

例えば夜10時に旧市街で食事をしてホテルに戻りたい時など、歩けば20分程のところですが危険回避や寒さ対策でタクシーを利用するとします。

流しのタクシーが何台かある場合は、一台ずつドライバーに行先を告げて料金を必ず聞きましょう。

もしも15レイ以上を提示されるようならそのタクシーには乗らないことをおすすめします。

夜間はタクシーが少なくかなり高額を請求されることもあります。それでも2-3kmの距離に15レイ以上払うことはないと思っていいと思います。

10レイ程度で載せてくれた場合にはチップを2レイ程度渡すとよいでしょう。

合計額が少ない短距離タクシー利用の場合はチップを20%くらい渡すのがルーマニア人流です

ブカレストのタクシーは一般的に予約ができないため、事前に時間と行先が決まっていて確実にタクシーを利用したい場合はBlackCab(tel:+40758880786)であれば事前予約が可能です。

また、ホテルからタクシーを乗りたい時はホテルのコンシェルジュに頼むのが安全でベストです。

以上、ルーマニアの通貨とチップ事情でした。国変われば文化もかなり異なりますね。